北京五輪のフィギュアスケート男子シングルで４位となった羽生結弦。国際オリンピック委員会（IOC）は、世界屈指のトップスケーターらに彼の魅力を聞き出し、日本語版公式Twitterにて公開した。

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　ソチ、平昌大会と２大会連続で金メダリストに輝いた日本のスターから王者の座を奪ったネイサン・チェン（米国）は、「ユヅル・ハニュウは間違いなくフィギュアスケートのアイコンです。彼がジュニアにいた時から尊敬していました。私が３回転を跳ぶのがやっとという時期に、すでにトリプルアクセルを完璧にこなしていました」と振り返り、羽生の偉業を称えた。

「オリンピックを２度制覇するのは決して簡単なことではありません。そして２度制覇した後もモチベーションを失うことなく努力を続けるその姿は大きなインスピレーションを与えてくます」

　さらに2012年から羽生を指導するブライアン・オーサー氏は、「勝つのが好きなんです。あれだけ上手ければ、誰もがそうなるでしょう。でも特に好きなのが、競技に貢献することなんだと思います」と誇らしげに口にする。

　彼を「キング」と表現したのは、平昌五輪の女子シングルで銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ（ROC）と今大会の金メダルのアンナ・シェルバコワ（ROC）だ。新女王は、「フィギュアスケート界の真のヒーローだと思います」と尊敬の念を抱いている様子だ。
  　ソチ五輪のアイスダンスで金メダルを獲得したメリル・デイヴィス氏は、「ユヅル・ハニュウを一言で表すとしたら“レジェンド”を選びます。本当にそれに値する成績を残してきました。ユヅルはあのレベルの高さを長い間、何年も保ち続けてきました。それは前代未聞のことです。それなのに彼はまだ満足していない」と驚きを持って語った。

　さらに「目を離すことが出来ない存在」と位置づけた元全米王者のアダム・リッポン氏は、カメラに向かって興奮気味にこう話す。

「観客を完全に虜にできるんです。試合中に彼の番がくると自分が練習中だったとしても、思わず見入ってしまう唯一のスケーターでした。本当に素晴らしい。100年に一人のアスリートです。ユヅ、君は最高だよ」

　世界で戦うスケーターら皆が口を揃えて称える日本のプリンス。今大会メダルには届かなかったものの、記録以上の存在感を世界へ示した違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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