２月10日、北京五輪のフィギュアスケート競技、男子シングルの個人戦フリースケーティング（FS）が行なわれた。

　優勝は初の五輪金メダリストになったネイサン・チェン。ショートプログラム（SP）では世界新を叩き出し、FSでも４回転ジャンプ５本を着氷。４年前の平昌での雪辱を果たして頂点に立った。

　そのチェンは、メダルセレモニー後の記者会見に出席。「この結果はとても嬉しい」とコメントした後に、４位で終えた羽生結弦と、ふたりのメダリストに対して、「この舞台で戦えて本当にうれしかった」と語った。

【北京五輪PHOTO】世界初の４回転半挑戦！北京で攻めの姿勢貫き４位フィニッシュの羽生結弦！ 　さらに、羽生に対してはオリンピックで４回転アクセルに挑んだ姿勢に賛辞を送っている。

「ユヅが、この競技のために今までしてきてくれたことは本当に素晴らしいこと。今日の４回転アクセルのトライは、非常に惜しかったと思う。ユヅはこのスポーツを進化させているんだ。本当に特別なことだと思う。彼は素晴らしいスケーターなんだ」

　羽生の４回転アクセルは国際舞台で認められた初のジャンプとなった。その功績は、五輪王者となったチェンにとってもうれしい知らせだったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【北京五輪PHOTO】４年前のリベンジ達成！ 攻め続ける姿勢でフィギュア界を牽引し、オリンピックの金メダルを手にしたネイサン・チェン！

【北京五輪PHOTO】日本やアメリカ、ロシアやフランスなどから珠玉のスケーターが勢ぞろい！男子シングルSPで演技した選手たちの勇姿を一挙紹介！

【PHOTO】高梨沙羅、藤沢五月、小平奈緒…北京五輪で注目を集める日本の女性アスリートを一挙紹介！