現地時間2月22日、ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)は、北京五輪フィギュアスケートのペアで11位のラウラ・バルケロ(スペイン)から採取した検体から禁止薬物の陽性反応が出たと発表した。
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同検体は、2月18日に行なわれたショートプログラム時に採取したもの。世界反ドーピング機関(WADA)の禁止リストにある筋肉増強剤のひとつ「クロステボル」が見つかったのだ。
北京五輪では女子シングルのROC代表カミラ・ワリエワのドーピング陽性を受け、騒動が巻き起こっており、続くようにバルケロの違反が発覚した。これを受け、地元紙『MARCA』は、「4年の処罰を軽減するために、自分に過失がなかったことを証明しなければならない」と報じている。
今大会3冠を成し遂げた女子クロスカントリースキーのテレーセ・ヨーハウグ(ノルウェー)も、実は2016年の抜き打ちドーピング検査で同物質が検出されていた。同紙は彼女に注目し、「リップクリームに禁止薬物が含まれていたと主張し、証明することができた。だが、18か月資格停止処分を下され、2018年の平昌大会の出場機会が奪われていた」と事例を紹介する。
今季からNPBのソフトバンクに加入した遊撃手ガルビス(ベネズエラ)も以前、同薬物違反になった一人だ。バルケロの弁護人ゴルカ・ヴィラール氏は、「彼の場合、筋肉量を増やすと判断されたが、フィギュアスケートでは意味がない」と主張しているという。
昨シーズンからマルコ・ザンドロンとカップルを結成し、国際大会には今季から出場したバルケロ。いきなり11位に入る快挙を見せた弱冠二十歳には、B検体での検査を要求する権利がある。
構成●THE DIGEST編集部
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同検体は、2月18日に行なわれたショートプログラム時に採取したもの。世界反ドーピング機関(WADA)の禁止リストにある筋肉増強剤のひとつ「クロステボル」が見つかったのだ。
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今季からNPBのソフトバンクに加入した遊撃手ガルビス(ベネズエラ)も以前、同薬物違反になった一人だ。バルケロの弁護人ゴルカ・ヴィラール氏は、「彼の場合、筋肉量を増やすと判断されたが、フィギュアスケートでは意味がない」と主張しているという。
昨シーズンからマルコ・ザンドロンとカップルを結成し、国際大会には今季から出場したバルケロ。いきなり11位に入る快挙を見せた弱冠二十歳には、B検体での検査を要求する権利がある。
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