2月20日に閉幕した北京五輪で、世界の強豪国と激闘を繰り広げたカーリング女子日本代表(ロコ・ソラーレ)。日本史上初の銀メダルを獲得した彼女たちの躍進は、各国で大きくクローズアップされた。
競技外で見せたライバルたちとの交流もスポットライトを浴びた。現地時間2月21日に、「私たちを笑わせ、泣かせ、応援させた北京五輪の様々な瞬間」と題した特集を掲載したカナダ公共放送『CBC Sports』は大会を彩った名場面として、日本とカナダの間で生まれた感動シーンを選出した。
それは列島も沸かせた歓喜の舞台裏で生まれた。
日本は1次リーグ最終戦で劇的な4強入りを決めた。スイスにこそ敗れていたものの、20分遅れで、準決勝進出の可能性があった韓国が敗戦したために、勝ち上がりが決まった。この時、日本とイギリスと戦績(5勝4敗)で並んでいたカナダにも突破のチャンスが残されていたが、「ドローショットチャレンジ(DSC)」の差で敗退となった。
「終わったと思っていた」(鈴木夕湖)と覚悟していたロコ・ソラーレの面々は土壇場で決した準決勝進出に感涙。チームを支えた藤澤五月と吉田知那美が、インタビューエリアで涙ながらに取材に応じた。すると、彼女たちの背後からカナダの重鎮ジェニファー・ジョーンズが声をかけ、ギュッと祝福のハグを交わしたのである。
当時も大きな話題を呼んだこのシーンについて、『CBC Sports』は「ジョーンズの心からの誠実な瞬間だ」と紹介。次のように自国のレジェンドを称えた。
「残念な結果ではあったが、カナダ代表に深く根付いているフェアプレー精神は、どんな時も大いに発揮された。ジョーンズの振る舞いは、その代表的な例だ」
「日本は準決勝に進出し、カナダは敗退。それでもスポーツマンシップとなれば、結果は大した問題にはならないのだ」
僅差での敗退に落胆はした。しかし、それでも勝者をリスペクトしたレジェンド戦士の行動は、大いに賛辞に値するものだと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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競技外で見せたライバルたちとの交流もスポットライトを浴びた。現地時間2月21日に、「私たちを笑わせ、泣かせ、応援させた北京五輪の様々な瞬間」と題した特集を掲載したカナダ公共放送『CBC Sports』は大会を彩った名場面として、日本とカナダの間で生まれた感動シーンを選出した。
それは列島も沸かせた歓喜の舞台裏で生まれた。
日本は1次リーグ最終戦で劇的な4強入りを決めた。スイスにこそ敗れていたものの、20分遅れで、準決勝進出の可能性があった韓国が敗戦したために、勝ち上がりが決まった。この時、日本とイギリスと戦績(5勝4敗)で並んでいたカナダにも突破のチャンスが残されていたが、「ドローショットチャレンジ(DSC)」の差で敗退となった。
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「残念な結果ではあったが、カナダ代表に深く根付いているフェアプレー精神は、どんな時も大いに発揮された。ジョーンズの振る舞いは、その代表的な例だ」
「日本は準決勝に進出し、カナダは敗退。それでもスポーツマンシップとなれば、結果は大した問題にはならないのだ」
僅差での敗退に落胆はした。しかし、それでも勝者をリスペクトしたレジェンド戦士の行動は、大いに賛辞に値するものだと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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