ちょっとした軽率な発言が物議を醸してしまう昨今だが、北京五輪で金メダルを獲得した26歳のヒロインも例外ではなかった。中国メディア『観察者網』が「国民的英雄も最後は釈明に追われた」と報じている。
【北京五輪PHOTO】カワイイと人気沸騰! 大会を彩った公式マスコット「ビンドゥンドゥン」の厳選フォトをお届け!
ハプニングが起きたのは、現地2月20日に行なわれたフィギュアスケート・エキシビションだ。前日にペア種目で韓聡(ハン・ツォン)と組み、世界歴代最高得点で金メダルに輝いたのが隋文静(スイ・ウェンジン)。史上5例目となる世界大会6冠の「スーパースラム」を達成したスーパースターも当然、エキシビションに参加し、ファンを魅了する演技を披露した。
そして迎えたフィナーレの場面。隋文静はどうしたわけか、大会マスコットで北京五輪開催中に爆発的な人気を得たビンドゥンドゥンに突進し、氷上に倒してしまう。しかもすぐに抱き起こそうとせず、何度か回転させて弄んでいるようにも見えたが、最後はひとりで起こせず、他のスケーターの力を借りてふたたび立たせた。
『観察者網』によると、この行為に対して中国のネットユーザーたちが過敏に反応したという。「危ないじゃないか!」「明らかに故意のタックルだ」といった批判的な意見がある一方で、「ビンドゥンドゥンの内部はクッションになっているから大丈夫」「我らの隋文静がわざとやるわけがない」など擁護する声も多く聞かれ、さほど議論は活発ではなかったようだ。
エキシビションの翌日、隋文静は動画配信サービスのライブ配信に出演した。参加者からビンドゥンドゥンをなぜ倒したのかと問われ、「中国代表の仲間から、『あの中には186センチのイケメンが入っている』と聞かされたのです。だからなんとかして中を見たいと思ったんですが、途中でそれどころじゃないと気づきました。忘れてください」と笑って話したから大変だ。ぶつかったシーンの動画が拡散すると、「ウェイボー」などで糾弾するムードが一気に高まり、慌てた隋文静は24日の生放送に再登場。次のように釈明して、火消しに努めた。
「イケメンがどうこうと話したのは、もちろん冗談です。前回のライブ配信の時、50時間近く眠れていなくて、60分の番組中になにか言って盛り上げなきゃと思い、ジョークを飛ばしてしまった。本当は彼(ビンドゥンドゥン)を抱きしめようとしただけなのですが、かなりスピードが出てしまい、押し倒す形になって申し訳なかった。前日の競技(ペア)で心身ともに疲れ切っていて、思うように身体が動いていませんでしたから。
すぐに抱き起そうとしたのですが、やはりひとりでは無理でしたね。転がしたように見えたのは、正面を向かせて立たせてあげようと、自分自身が必死になっていたからです」
エキシビションを彩った微笑ましいシーンにしか映らなかったが、中国国内ではかのごとき喧騒に発展していたとは――。ビンドゥンドゥンの人気、恐るべしである。
構成●THE DIGEST編集部
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ハプニングが起きたのは、現地2月20日に行なわれたフィギュアスケート・エキシビションだ。前日にペア種目で韓聡(ハン・ツォン)と組み、世界歴代最高得点で金メダルに輝いたのが隋文静(スイ・ウェンジン)。史上5例目となる世界大会6冠の「スーパースラム」を達成したスーパースターも当然、エキシビションに参加し、ファンを魅了する演技を披露した。
そして迎えたフィナーレの場面。隋文静はどうしたわけか、大会マスコットで北京五輪開催中に爆発的な人気を得たビンドゥンドゥンに突進し、氷上に倒してしまう。しかもすぐに抱き起こそうとせず、何度か回転させて弄んでいるようにも見えたが、最後はひとりで起こせず、他のスケーターの力を借りてふたたび立たせた。
『観察者網』によると、この行為に対して中国のネットユーザーたちが過敏に反応したという。「危ないじゃないか!」「明らかに故意のタックルだ」といった批判的な意見がある一方で、「ビンドゥンドゥンの内部はクッションになっているから大丈夫」「我らの隋文静がわざとやるわけがない」など擁護する声も多く聞かれ、さほど議論は活発ではなかったようだ。
エキシビションの翌日、隋文静は動画配信サービスのライブ配信に出演した。参加者からビンドゥンドゥンをなぜ倒したのかと問われ、「中国代表の仲間から、『あの中には186センチのイケメンが入っている』と聞かされたのです。だからなんとかして中を見たいと思ったんですが、途中でそれどころじゃないと気づきました。忘れてください」と笑って話したから大変だ。ぶつかったシーンの動画が拡散すると、「ウェイボー」などで糾弾するムードが一気に高まり、慌てた隋文静は24日の生放送に再登場。次のように釈明して、火消しに努めた。
「イケメンがどうこうと話したのは、もちろん冗談です。前回のライブ配信の時、50時間近く眠れていなくて、60分の番組中になにか言って盛り上げなきゃと思い、ジョークを飛ばしてしまった。本当は彼(ビンドゥンドゥン)を抱きしめようとしただけなのですが、かなりスピードが出てしまい、押し倒す形になって申し訳なかった。前日の競技(ペア)で心身ともに疲れ切っていて、思うように身体が動いていませんでしたから。
すぐに抱き起そうとしたのですが、やはりひとりでは無理でしたね。転がしたように見えたのは、正面を向かせて立たせてあげようと、自分自身が必死になっていたからです」
エキシビションを彩った微笑ましいシーンにしか映らなかったが、中国国内ではかのごとき喧騒に発展していたとは――。ビンドゥンドゥンの人気、恐るべしである。
構成●THE DIGEST編集部
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