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フィギュア

止まらぬロシアの侵攻に悲痛な思い。ウクライナ出身の元フィギュア女王は「平和が善、戦争が悪だ」とキッパリ

THE DIGEST編集部

2022.02.27

ソチ五輪の表彰台で金メダルを掲げるボロソジャル氏。母国を巡る問題に心を痛めている様子だ。(C)Getty Images

ソチ五輪の表彰台で金メダルを掲げるボロソジャル氏。母国を巡る問題に心を痛めている様子だ。(C)Getty Images

 ロシアのウクライナ侵攻に対して、ロシア国内のアスリートからも次々と戦争反対を訴える声が上がっている。

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 2月25日、公式インスタグラムに悲痛な思いを明かしたのは、フィギュアスケートペアのソチ五輪金メダリスト、タチアナ・ボロソジャル氏だ。ウクライナ出身の彼女は、「何を書けばいいのかわからない」と始めると、現地に「親類がたくさんいる」と複雑な心境を記した。

 続く文面でも、「父や姉妹の家族、祖母といつだって連絡が取れるというわけではない」と報告しており、「連絡が何時間も取れず、どこか安全な場所に向かおうとしているのだとわかると、本当に怖くなる」と言及。ただ、そのなかでも「みんな懸命に冷静でいようと努めている」と強調した。
 
 また、「戦争は最も恐ろしいこと。これが2022年に起きているなんて、考えられない」と訴えたボロソジャルは、「一般のウクライナ、ロシア人がネット上で言い争いをするのを見聞きするのは、もっと辛い」とコメント。その後も、次のように現在の心境を記している。

「まともな人間なら、戦争が良いことだなんて間違いなく考えないだろう。私の周りにいる人たちは国籍を問わず、みんなが恐怖を感じている。我々はいま、この事態の人質になっているのだ。ただ一刻も早く終わることを待ち、祈るばかり」

 フォロワーへ向けて、「簡単にはいかないけれど、どうか互いを大切に争わず、支え合ってください」とメッセージを送った。そんなレジェンドは投稿を次のように結んだ。

「この状況で真実はひとつしかない。平和が善で戦争が悪だ」

構成●THE DIGEST編集部

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