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「我々のプランに変更はない」ウクライナ侵攻への批判が高まるなか、露フィギュア連盟会長が“世界選手権出場”を断言!

THE DIGEST編集部

2022.02.28

ドーピング疑惑で揺れるワリエワ(写真)を含め、ロシア代表団の世界選手権出場はどうなるのか。大会は3月21日からフランスで開催される。(C)Getty Images

 ウクライナへの軍事侵攻によって国際的な非難を浴びているロシア。スポーツ界においても世界規模で団体や個人が続々と批判の声を上げており、風当たりは強まるばかりだ。

 そんななか、注目を集めているもののひとつが、フィギュアスケートの世界選手権だ。3月21日から27日までフランスのモンペリエで開催されるが、現時点でISU(国際スケート連盟)はロシア(FSR=ロシア・フィギュアスケート連盟としてエントリー予定)の出場に関してなんら言及していない。

 一方で、フランス政府はロシアからの航空便の発着をすでに禁止したと発表。これを受けて、FSRのアレクサンデル・ゴルシュコフ会長は現地2月27日、地元メディア『RIA Novosti』の取材に応じ、「我々が世界選手権に出場するプランに変更はない」としつつ、フランス側の決定に対しては次のように私見を述べた。

「我々にとってこれが最後のニュースだとは思っていない。ワールドカップ(世界選手権)が近づいて来れば、どうやって開催地に辿り着くかを考え、なんとかして突破口を見つけるだろう。予定に変更はないし、そういう(不参加の)考えなど毛頭ないよ」
 

 ゴルシュコフ会長は北京五輪後、ドーピング問題で揺れるカミラ・ワリエワの世界選手権出場についても「なんら支障はないと考えている」と発言したが、いまだFSRとして正式な大会出場メンバーは明かしていない。いずれにせよ、今後の国際情勢によってISUやFSRの動きにも変化が出てくるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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