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格闘技・プロレス

4.9に日本でゴロフキンとの大一番へ。米メディアが村田諒太の次戦動向を報道「カネロ戦に向けた懸案だった」

THE DIGEST編集部

2022.03.02

昨年末の対戦が延期となっていた村田(左)のゴロフキン(右)戦。その大注目の一戦はようやく具体的に動き出しているようだ。(C)Getty Images

昨年末の対戦が延期となっていた村田(左)のゴロフキン(右)戦。その大注目の一戦はようやく具体的に動き出しているようだ。(C)Getty Images

 ファン待望の一戦が動きだそうとしている。

 現地時間3月1日、米スポーツ専門局『ESPN』は、延期となっていた現IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と、WBA世界同級スーパー王者の村田諒太村田諒太(帝拳)の王座統一戦が、来る4月9日に開催予定であるとすっぱ抜いた。

 当初は昨年12月29日に開催予定となっていた同カードだが、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株急拡大によって延期に。明確な開催時期は未定となっていたが、水面下で両陣営は交渉を続け、ようやく決したようだ。今回の情報を発信した『ESPN』のマイク・コッピンジャー記者は、「ムラタとの試合は、カネロ・アルバレスとの3度目の対決を狙うゴロフキンにとって懸案事項となってきたが、さいたまスーパーアリーナでついに開催できる」と記している。

 4月8日に40歳となるカザフスタンの英雄ゴロフキン。世界4階級制覇王者であるカネロ・アルバレス(メキシコ)との完全決着を目標に掲げる彼にとって、村田戦は避けては通れない。というのも、彼自身が統一王者となれば、2018年の対戦で敗れた相手とのリベンジマッチの実現に向けた動きを加速させられると見られているからだ。
 
 もっとも、村田にとっても重要な一戦となる。今回の報道を受け、米専門メディア『Boxing Insider』は、次のようにまとめている。

「日本のムラタは2019年12月のスティーブン・バトラー戦以来、試合を出来ていない。そのため、彼にとっての人生最大の夜は、相当なブランクを抱えたなかでの闘いとなる。だが、彼が過去2試合で、いずれもKO勝ちを収めている点は、忘れてはならないだろう」

 相手は数多の修羅場をくぐり抜けてきた“怪物”。そんな強敵に、村田はいかに立ち向かうのか。その動向を興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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