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「彼女無くしては語れない」高梨沙羅、北京五輪後の復帰戦で優勝!海外も注目する日本のエースが“K点越え”で決めた

THE DIGEST編集部

2022.03.03

1本目が130メートル、2本目も132メートルの大ジャンプ。圧巻Vに高梨の笑顔が弾ける。(C)Getty Images

 現地時間3月2日、ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子個人の第14戦(ヒルサイズ=140メートル、K点=123メートル)がノルウェーのリレハンメルで開催された。北京五輪後の初戦に臨んだ高梨沙羅は、合計291.5点で見事優勝を飾り、歴代最多の通算62勝目とした。

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 先の北京五輪では失意に暮れた。メダル獲得が有力視された個人戦であと一歩の4位に留まると、気持ちを切り替えて挑んだ混合団体戦では不運に見舞われた。1本目の跳躍後にスーツ規定違反を告げられ、失格となったのだ。気力を奮い立たせ飛んだ2本目では、98.5メートルの跳躍を見せてチームの4位入賞に貢献するも、25歳は人目をはばからずに泣き崩れた。

 そんな高梨は前週オーストリアで開かれたW杯こそ欠場したものの、今回の第14戦は満を持して参戦。この25歳の復帰は日本のファンのみならず、世界のメディアからも熱視線を浴びた。

 FIS(国際スキー連盟)のコメンテーターを務めるフリージャーナリスト、ルイス・ホルヒ氏は、「サラ・タカナシが大会に戻って来てくれて、とても嬉しい! 女子スキージャンプ界は、彼女無くしては語れない」とコメント。さらにポーランドの専門メディア『skokipolska』は、「サラ・タカナシのカムバックに注目だ」と伝えていた。
 
 そして日本のエースは、鮮やかに勇躍する。1本目に130メートルを飛んで2位につけると、2本目も132メートルを記録し、順位を上げてフィニッシュ。2位にニカ・クリズナー(スロベニア)、3位にはウルサ・ボガタイ(スロベニア)が入った。

 ロシア開催のW杯が中止となったため、今季の個人戦は残すところあと5戦で、明日も同じくラージヒルで行なわれる。ジャンプ界を引っ張る高梨の連続優勝に期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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