現地時間3月2日、ノルウェーのリレハンメルで開催されたノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人・14戦目(ヒルサイズ=140メートル、K点=123メートル)で、日本のエース高梨沙羅が復活優勝を飾った。
【北京五輪PHOTO】涙を乗り越えて驚異的な大ジャンプ!北京で全力を振り絞った高梨沙羅の雄姿をお届け
北京五輪の団体混合戦ではチームの4位に貢献するも、スーツ規定違反の失格を取られ失意のどん底に沈んだ25歳。前週のオーストリアでのW杯を欠場して調整を続けた彼女は、満を持して今大会に出場。すると、1本目に130メートルとビッグジャンプを見せて2位につけると、2本目はさらに距離を伸ばし132メートルと2本を揃え、歴代最多の通算62勝目を挙げた。
ここ3試合で2度の優勝と好調のニカ・クリズナー(スロベニア)は1本目に133.5メートルを記録も飛型点でポイントを稼げず、2本目には131.5メートル飛ぶも高梨には6.4点及ばず2位に。五輪女王のウルサ・ボガタイ(スロベニア)も、1本目で135メートルの最長不倒でトップに立つも、続くジャンプで距離を伸ばせず3位に後退した。
高梨の復活劇には欧州メディアも賛辞を惜しまない。イタリア・メディア『OA Sport』は、「今日は並外れたジャンプを見せていた。そして何よりも最近の大会に比較すると、2本とも着地でテレマークをうまく合わせて入れられていた」と絶賛し、クリズナーとの優勝争いは「最終的にジャッジの評価が決めてとなった」と伝えた。またドイツ放送局『ran』は、「オリンピックで苦い経験を経たサラ・タカナシは、W杯で達成感を味わっているようだ」と報じた。
今季のW杯ランキングでは、高梨が100ポイント加算されてシリエ・オプセット(ノルウェー)を抜き、6位に浮上した(547pt)。首位は、依然マリタ・クラマー(オーストリア)がキープしている(1045pt)。
終盤戦を迎える今シーズン。果たして日本のエースは、残り5試合でどこまで順位を上げられるだろうか。日本時間4日午前3時30分から同会場で15戦目が行なわれる予定だ。
構成●THE DIGEST編集部
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【動画】日本のエースが復活!高梨のビッグジャンプをチェック
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北京五輪の団体混合戦ではチームの4位に貢献するも、スーツ規定違反の失格を取られ失意のどん底に沈んだ25歳。前週のオーストリアでのW杯を欠場して調整を続けた彼女は、満を持して今大会に出場。すると、1本目に130メートルとビッグジャンプを見せて2位につけると、2本目はさらに距離を伸ばし132メートルと2本を揃え、歴代最多の通算62勝目を挙げた。
ここ3試合で2度の優勝と好調のニカ・クリズナー(スロベニア)は1本目に133.5メートルを記録も飛型点でポイントを稼げず、2本目には131.5メートル飛ぶも高梨には6.4点及ばず2位に。五輪女王のウルサ・ボガタイ(スロベニア)も、1本目で135メートルの最長不倒でトップに立つも、続くジャンプで距離を伸ばせず3位に後退した。
高梨の復活劇には欧州メディアも賛辞を惜しまない。イタリア・メディア『OA Sport』は、「今日は並外れたジャンプを見せていた。そして何よりも最近の大会に比較すると、2本とも着地でテレマークをうまく合わせて入れられていた」と絶賛し、クリズナーとの優勝争いは「最終的にジャッジの評価が決めてとなった」と伝えた。またドイツ放送局『ran』は、「オリンピックで苦い経験を経たサラ・タカナシは、W杯で達成感を味わっているようだ」と報じた。
今季のW杯ランキングでは、高梨が100ポイント加算されてシリエ・オプセット(ノルウェー)を抜き、6位に浮上した(547pt)。首位は、依然マリタ・クラマー(オーストリア)がキープしている(1045pt)。
終盤戦を迎える今シーズン。果たして日本のエースは、残り5試合でどこまで順位を上げられるだろうか。日本時間4日午前3時30分から同会場で15戦目が行なわれる予定だ。
構成●THE DIGEST編集部
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