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マラソン・駅伝

鈴木健吾が2時間5分28の日本歴代2位!勝負に徹し“大逃げ”成功し涙「1年間とても苦しかった」【東京マラソン】

THE DIGEST編集部

2022.03.06

日本人トップでフィニッシュした鈴木健吾。(C)東京マラソン財団

日本人トップでフィニッシュした鈴木健吾。(C)東京マラソン財団

 3月6日、東京マラソンが開催され、鈴木健吾(富士通)が日本人トップの2時間5分28秒の4位入賞を飾った。自身が持つ日本記録に32秒及ばなかったものの、日本歴代2位のタイムを叩き出した。

 昨年の『びわ湖毎日マラソン』で非アフリカ生まれの選手として初の2時間4分台という日本記録を打ち立てた鈴木は、「タイムというよりも勝負や順位にこだわれば、自ずとタイムもついてくる」と目標タイムは決めずにスタートラインに立った。

 前半からペースメーカーに指示を出すなど余裕を見せていた鈴木は、日本記録を更新するペースで大集団のまま進んだ。25キロ手前でペースメーカーが離脱すると、一気に後続を引き離した。終盤こそは3分を超える苦しい走りだったが、日本人トップで東京駅のフィニッシュテープを切った。
 
 レース後、鈴木は「昨年日本記録を出してから1年間とても苦しかったけど、それを今日乗り越えられたかなと思います」と目に涙を浮かべながらコメント。

 続けて「今回は状態もあまり良くなかったので、ほんとはキプチョゲ選手が出ていたので、前でチャレンジしたかったんですけど、しっかり日本人トップで世界選手権の代表を獲ることを1番に考えてやりました」と勝負に徹していたことを明かした。

 今後については「ここで世界選手権の代表の内定を貰えれば、世界選手権に向けてしっかりと準備をして、世界の強い選手たちにチャレンジしていきたい」と前を見据えている。

構成●THE DIGEST編集部

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