3月6日、東京マラソンが開催され、鈴木健吾(富士通)が日本人トップの2時間5分28秒の4位入賞を飾った。自身が持つ日本記録に32秒及ばなかったものの、日本歴代2位のタイムを叩き出した。
昨年の『びわ湖毎日マラソン』で非アフリカ生まれの選手として初の2時間4分台という日本記録を打ち立てた鈴木は、「タイムというよりも勝負や順位にこだわれば、自ずとタイムもついてくる」と目標タイムは決めずにスタートラインに立った。
前半からペースメーカーに指示を出すなど余裕を見せていた鈴木は、日本記録を更新するペースで大集団のまま進んだ。25キロ手前でペースメーカーが離脱すると、一気に後続を引き離した。終盤こそは3分を超える苦しい走りだったが、日本人トップで東京駅のフィニッシュテープを切った。
レース後、鈴木は「昨年日本記録を出してから1年間とても苦しかったけど、それを今日乗り越えられたかなと思います」と目に涙を浮かべながらコメント。
続けて「今回は状態もあまり良くなかったので、ほんとはキプチョゲ選手が出ていたので、前でチャレンジしたかったんですけど、しっかり日本人トップで世界選手権の代表を獲ることを1番に考えてやりました」と勝負に徹していたことを明かした。
今後については「ここで世界選手権の代表の内定を貰えれば、世界選手権に向けてしっかりと準備をして、世界の強い選手たちにチャレンジしていきたい」と前を見据えている。
構成●THE DIGEST編集部
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前半からペースメーカーに指示を出すなど余裕を見せていた鈴木は、日本記録を更新するペースで大集団のまま進んだ。25キロ手前でペースメーカーが離脱すると、一気に後続を引き離した。終盤こそは3分を超える苦しい走りだったが、日本人トップで東京駅のフィニッシュテープを切った。
レース後、鈴木は「昨年日本記録を出してから1年間とても苦しかったけど、それを今日乗り越えられたかなと思います」と目に涙を浮かべながらコメント。
続けて「今回は状態もあまり良くなかったので、ほんとはキプチョゲ選手が出ていたので、前でチャレンジしたかったんですけど、しっかり日本人トップで世界選手権の代表を獲ることを1番に考えてやりました」と勝負に徹していたことを明かした。
今後については「ここで世界選手権の代表の内定を貰えれば、世界選手権に向けてしっかりと準備をして、世界の強い選手たちにチャレンジしていきたい」と前を見据えている。
構成●THE DIGEST編集部
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