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「ロシア人よ、頭を上げろ!」怒れるプルシェンコが強烈な愛国心を吐露!「人種差別をやめるんだ」

THE DIGEST編集部

2022.03.07

あらためて母国ロシアへの愛国心を言葉で綴ったプルシェンコ氏。(C)Getty Images

 ロシア・フィギュアスケート界の生ける伝説、エフゲニー・プルシェンコ氏がふたたび熱い想いを吐露した。現地3月6日に公式インスタグラムを更新し、「私はロシア人だ!」「人種差別をやめろ!」など、これまで以上に強い言葉で国内外に訴えかけたのだ。
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 ロシア軍によるウクライナ侵攻作戦を受けて、プルシェンコ氏は戦争の平和的解決を望みながらも、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領への信頼を口にしたり、IOC(国際オリンピック連盟)やISU(国際スケート連盟)などスポーツ界がロシアを除外する決定を下したことに怒りを露わにし、反論を展開してきた。

 当然、国際社会から痛烈な批判を浴びるに至り、今回の投稿はその流れに呼応した格好だ。過去に撮影された栄光の瞬間をフォト集として紹介し、最初の写真はカメラに向かって指をさし、微笑を浮かべるカット。普段はロシア語でのみメッセージを綴るが、珍しく英語で次のように語りかけた。

「私はロシア人だ。私はロシア人であることに誇りを持っている。私は大ロシアのハバロフスク地方で生を受けた。長きに渡ってヴォルゴグラードで暮らしていた。スポーツにおいてはサンクトペテルブルクでプレーし、いまはモスクワに住みながら働いている。異なる4つのオリンピックで4つのメダルを我が母国、ロシアにもたらしたんだ!」

 そして、「人種差別をやめろ! ジェノサイド(民族大量虐殺)をやめろ! ファシズムを止めろ!」と続けたのだ。
 

 さらにロシア語のパートでは、国内外で暮らしているロシア人にもエールを贈った。「ロシア人たちよ、頭を上げて前へ進め。何も恥じることなどない。ロシア人であるという誇りを持つんだ!」と呼びかけ、最後はハッシュタグで「#stoprussianhate(ロシア人・ヘイトをやめろ)」と書き添えた。

構成●THE DIGEST編集部

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