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「試してはいます」トゥルソワが明かした“5回転ジャンプ”へのリアル展望。ペア体験の恐怖も告白!

THE DIGEST編集部

2022.03.16

北京五輪後もどこか情緒不安定だったトゥルソワだが、すっかり元気を取り戻したようだ。(C)Getty Images

北京五輪後もどこか情緒不安定だったトゥルソワだが、すっかり元気を取り戻したようだ。(C)Getty Images

 北京五輪・女子フィギュアスケートで銀メダルに輝いたアレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)が、ユニークな“回答”を連発している。生まれ故郷のリャザンでロシア国営通信社『TASS』のインタビューに応え、矢継ぎ早な質問に対してジョークを交えながらも真摯に答えた。
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 3月24日にサランスクで開幕するのが国内大会「チャンネル・ワン杯」だ。ISU(国際スケート連盟)の制裁措置によってロシア勢は世界選手権に参加できないため、その代替として急きょ設定されたが、トゥルソワは出場を辞退した。「オリンピックが終わったばかりで、(チャンネル・ワン杯で)演技をすることはできない。気持ちを切り替えて臨むなんて、私にはとても難しく感じられます」と理由を説明する。

 加えて、「上手く行けば、次のオリンピックに向かうかもしれません」とも語った17歳。「今後チャレンジしたいことは?」と問われると、「まだいろんなジャンプにトライしたいし、5回転も試してはいます」と発言した。インタビュアーが鋭く突っ込むと、「とは言っても、あんまりまだ話したくないかな。クリーンなジャンプには程遠い出来だから。ひとりで試している、でも本気でトレーニングする段階ではありません、って感じ」と言って、笑顔をみせた。
 

 北京五輪後のインスタグラムで、ペア競技の往年の名手であるアレクセイ・ティホノフ氏に手ほどきを受ける様子を紹介し、「まさか転向するのでは?」と話題を呼んだ。こちらに関しては「恐怖だった」と振り返る。

「ただ、怖かった。最悪だったのは“ねじれ”の動き。いつも私たちは垂直に跳ぶけど、角度がつくとこんなに怖いのかと実感しました。恐怖でしたね。たぶん、もうやりません(笑)。トライしたのは楽しかったけど」

 ほかにも、やってみたい他のスポーツ競技を訊かれ、「走り高跳び、棒高跳び、走り幅跳びと陸上のジャンプ競技は面白そう。新体操とシンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)は観るのは好きだけどやりたいとは思いません」と話し、「将来的には(フィギュアスケートの)指導者の道に進みたい」と、近未来のビジョンも明かした。

構成●THE DIGEST編集部

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