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角田裕毅の開幕戦に海外専門メディアは「称賛すべき8位」と高評価!一方で「予選Q2は進出すべきだった」と酷評も

THE DIGEST編集部

2022.03.23

開幕戦は予選で苦戦した角田だが、決勝では順位を上げて8位入賞を果たした。(C)Getty Images

 2022年F1開幕戦のバーレーン・グランプリで、アルファタウリの角田裕毅は予選で苦しみ16番手からのスタートとなるも、スタート直後から順調に順位を上げ、安定したドライビングを維持。昨季を上回る8位入賞という好結果を挙げた。

 良いスタートを切った角田は、「大きなミスもなく、非常に満足しています」と喜びを表わした。だが現状については「現在のチームは全体の8番目ぐらいのポジションで、アストンマーティンとウィリアムズに近いと思います。簡単な状況ではありませんが、まだ22レース残っており、その間にやるべきことが多くあります。このままでは、チャンピオンシップ5位を狙うことはできません」と冷静に語り、空力、タイヤ、アンダーステア傾向など、「AT03」への厳しい指摘も忘れていない。

 そんな2年目の日本人ドライバーを、海外の多くの専門メディアが10点満点の採点形式で評価。英国の『CRASH』は「7」と高く、寸評では「拙い予選(Q1敗退)の後、彼はすぐにトップ10のすぐ近くを走ることになった。日本人ドライバーは冷静さを維持し、中盤ではヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)相手に上手い防御を見せた。終盤のセーフティーカー導入の恩恵を受けることはできなかったが、他車のリタイアによってポイントを獲得した」とポジティブにまとめた。
 
 同じく英メディア『THE RACE』は及第点の「6」止まりで、「フリー走行3回目(FP3)を油圧系トラブルによって走れなかったことは、予選Q1敗退に大きな影響を与えたとされ、彼はターン4と11の攻略に苦労し、チームメイトのピエール・ガスリーからは0.4秒近く遅かった。しかし、たとえFP3での走行がなくても、Q2へは進出するべきだっただろう」と、予選までのパフォーマンスについては厳しい論調で、以下のように続けている。

「決勝では最初のスティントで順調に順位を上げ、終盤のレース再開ではミック・シューマッハー(ハース)を素早く追い抜き、最終的には8位に上がった。レースでは物事がうまく進んだとはいえ、ガスリーとのタイム差は良いものではなく、良いペースを見つけるためにまだ時間を要するのは明らかだ」
 
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