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フィギュア

宇野昌磨の会心演技に「完璧」と仏メディアが絶賛! 羽生&チェンがいない世界選手権で「チャンスを掴んだ」

THE DIGEST編集部

2022.03.25

銅メダルを手にした北京五輪からの好調さを維持する演技を披露した宇野。その堂々たるパフォーマンスにはフランスからも賛辞が送られた。(C)Getty Images

銅メダルを手にした北京五輪からの好調さを維持する演技を披露した宇野。その堂々たるパフォーマンスにはフランスからも賛辞が送られた。(C)Getty Images

「練習以上が出た訳じゃなくて、練習通りの演技が見せられた」

 そう語った宇野昌磨は、手応え十分の滑りを披露した。3月24日(現地時間)にフランス・モンペリエで行なわれたフィギュアスケート世界選手権の男子シングルのショートプログラム(SP)で、歴代3位となる109・63点のハイスコアを叩き出した。
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 いずれも高精度の演技だった。「オーボエ協奏曲」に合わせて、冒頭の4回転フリップ、4回転からの3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)とジャンプを全て成功。スピン3つとステップも、最高のレベル4を記録したのである。

 演技後に飛び跳ねて「素直にうれしかった。僕のフィギュアスケートが再発進した」と喜んだ。そんな24歳のパフォーマンスには、開催国となったフランス・メディアからも賛辞が送られている。

 全国紙『レキップ』は、鍵山優真(2位)と友野一希(3位)を含めた3人がトップ3に入った点について、「日本人が表彰台を狙える順位を独占した」とSPを総括。そのうえで、宇野の演技については「氷上で大きな喜びを表現するようなジャンプを見せた」と記した。

「ウノは完璧なショートプログラムを披露した。スイス人のステファン・ランビエールのもとで練習を重ねるこの日本人は、2017年から国際大会の表彰台にこそ上がっているが、一度も優勝したことがない。そんななかで、今大会はオリンピック・チャンピオンのネイサン・チェンや同胞のユヅル・ハニュウが負傷して欠場をするなかで、ウノはそのチャンスを掴み、24歳にして初のメジャータイトル獲得に近づいている」

 また、フランス・メディア『France24』は「ウノは個人記録を4点以上も向上させ、世界歴代3位となる109・63点というスコアを叩き出した。その演技は実にジャンプの帝王らしかった」と、会心の演技を褒めちぎった。

 競技後の会見で「僕が可能な限り、次の年、その次の年と、どんどん新しいものに挑戦する。どんどん成長していきたい」と野心を覗かせた宇野。現地時間3月26日に行なわれるフリースケーティングでのパフォーマンスも期待ができそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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