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F1第2戦決勝、角田裕毅はグリッドにすら並べず失望と苛立ち。各国メディアは「悪夢の週末」「災難」「かわいそう」と同情

THE DIGEST編集部

2022.03.28

サウジアラビア・グランプリ決勝、アルファタウリの角田はスタートすることなくレースを終えることに。(C) Getty Images

 F1サウジアラビア・グランプリは3月27日に決勝が行なわれたが、アルファタウリの角田裕毅はマシントラブルにより、レコノサンスラップ中に車を降りることを余儀なくされ、スタートすることなくレースを終えることとなった。
 
 今週末は、フリー走行2回目の終わりに駆動系のトラブルが起き、予選ではQ1に臨むためコースに出たところでウォーターシステムの異常を示してピットインし、結局走行できないまま決勝での最後尾スタートが決まっていた角田。予選後は「難しいレースになるが、ベストを尽くす」と気を取り直してレースへの意気込みを語っていたが、残念ながらスターティンググリッドに着くことすら叶わなかった……。

「エンジンロスト」と無線でチームに伝えた後、力を失った「AT03」をエスケープゾーンに停めた彼は、自身のSNSに日本語で「残念ながら予選に続きトラブルで終わってしまいました。チームと共に前向いて改善していきます!」、英語で「Arrrgghhh(失望や苛立ちの表現)…あまりに早くレースが終わりました。予選も走れず、難しい週末となってしまいました――」と投稿。また、チームの公式サイトでも「信頼性の問題で、我々の週末はとても苛立たしいものとなりました」と語り、以下のように続けた。

「予選で走れなかったのに続き、今日はグリッドに着く前におそらく駆動系に問題が起きました。このコースはバーレーンと比べても我々の車に合っていたと思うし、ピエール(・ガスリー)のQ3まで進んだ予選のパフォーマンスや今日のレース(8位入賞)からも、良いペースを示せていたはずです」

「とても残念です。中位争いはとてもタイトになると思われ、毎戦でポイントをコンスタントに獲得できるかが重要になってきます。今日はそれを逃してしまいました。しかし、こういうことも起こり得るものであり、(次戦の)オーストラリアで力強くカムバックできればと思います」

 また、レース後のインタビューでは「問題がどこにあるかを調査する必要がありますが、こういったことが連続して発生したのは、とても残念です。このようなことを続けているわけにはいかず、できるだけ早く解決しなければなりません。今日は、19番グリッド(最後尾)からスタートしたとしても、何かが起こり、ポイントを獲得できた可能性もあります」と語っている(英国の専門メディア『wtf1.』より)。

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「これ以上の悪いことはもう起きないと思われたが、それは起こった」