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苦戦する“世界王者”ハミルトンに元ドライバーが「必ずカムバックする」と信頼!「ルイスは『みんな、ごめん』と言った」

THE DIGEST編集部

2022.04.08

今季苦戦を強いられているハミルトン(右)に元スペインドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサ(左)がコメントした。(C)Getty Images

 今季より導入された新レギュレーションへの対応に手間取っている昨季のコンストラクターズチャンピオンのメルセデス。ここまでの2戦では、非常に苦しいレースが続いている。

 第2戦サウジアラビア・グランプリでは、7度の世界王者ルイス・ハミルトンが、初日からペースが上がらないまま、予選Q1敗退を喫し、決勝でも辛うじて10位入賞を果たすという驚きの光景を、世界は目の当たりにした。

 ハミルトンはレースウイークを終え、自身のSNSで「ずっと精神面と感情面でもがいており、常に前進するのに必死だが、戦い続けなければならない。仕事も目標も山積みだ」と心情を吐露。常にチャンピオンシップを争っていた昨シーズンまでとの状況の変化に戸惑っている様子を窺わせている。

 一部では早くも、今季のタイトル獲得は絶望的とも言われている。だが2007~09、12年にマクラーレンのテストドライバーとしてハミルトンとも共闘したペドロ・デ・ラ・ロサは、『F1 Nation』のポッドキャストで、フェラーリとレッドブルが先行している今季が、ベテラン英国人から最高のものを引き出すだろうと語っている。

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 現在51歳のスペイン人元F1ドライバーは、開幕からの2戦について、「ルイスも人間であることが分かった」としながらも、「悪かったのはチームの選択であり、ルイスのドライビングではなかった」と続け、「予選Q1ではセクター1のタイムを見て、チームはパニックに陥ってしまった。ルイスはF1デビュー以降、常にQ3に進出したし、おそらく今後もそうなるだろう。しかし、それでもうまく事が進まなければ、サウジGPのようなことは起こる。それがF1の良さでもある」と指摘した。

 さらに「ここからルイスが、どうリカバーしていくかを見るのが楽しみだ」と期待を寄せるデ・ラ・ロサが、ハミルトンをポジティブに評する理由としては、「サウジGPでは、たとえ10位に終わったとはいえ、一時は6位まで順位を上げる力強さを見せたし、これまでになく車を懸命にプッシュしていた」と、パフォーマンスの劣る車を、自身のドライビング能力でポイント圏内にまで導いたことを挙げている。
 
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「みんな、ごめん」Q1敗退時ハミルトンはチームに謝罪した

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