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モータースポーツ

FP1では同僚を上回った角田裕毅、初体験のメルボルンで好感触! 伊専門メディアは「非常に良い1日」と評価

THE DIGEST編集部

2022.04.09

初めての豪州GPに挑む角田がどのような戦いを見せてくれるのか楽しみだ。(C) Getty Images

初めての豪州GPに挑む角田がどのような戦いを見せてくれるのか楽しみだ。(C) Getty Images

 F1第3戦のオーストラリア・グランプリが開幕。4月8日にアルバートパーク・サーキットで2度のフリー走行(FP)が行なわれた。

 過去2年間はコロナ禍で中止を余儀なくされたオセアニアで唯一のGPが復活。昨季にF1デビューを果たしたアルファタウリの角田裕毅にとっては、初めてのコースだったが、FP1では26周を走行してベストタイムは全体の11番目となる1分21秒289で、チームメイトのピエール・ガスリー(1分21秒701で14番手)を上回った。
 
 続くFP2では全ドライバー中最多の30周回を重ね、1分20秒424(12番手)を計測(ガスリーは1分20秒142で9番手)。第2戦サウジアラビアGPではマシントラブルが続発し、予選、決勝ともに出走すら叶わなかった角田は、今GPではパワーユニットのICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを使用上限となる3基目に交換(次に交換が生じた場合はグリッド降格ペナルティーの対象となる)してコースに出たが、初日は問題なく、走行を終えた。

 失意の週末から2週間後、ドライビングが待ち切れないと語っていた21歳は、SNSで「このコースと現地ファンとの時間を楽しんでいます」と投稿した他、チームの公式サイトで「このコースを走るのは本当に楽しかったです。初めてのコースなので、前回までとの違いは分かりませんが、すぐに自信がつきました。早い段階でペースは良かったし、今日一日の流れについても、とても満足しています」とポジティブに初日を振り返り、以下のように続けている。

「我々は車の限界を理解しているし、車の正しいセットアップを見つけるために、正しい方向に進んでいると思います。僕自身、改善できる点がまだ幾つもあるので、明日、車のパフォーマンスを最大限に引き出せるように、どのようにして全てをまとめていくかを確認します」

 さらに走行後のインタビューでは、他に「まだやるべきことが多くありますが、2台とも良い車で、多くの良いデータが収集できたことを嬉しく思います」と良い点を挙げる一方で、ライバルに比べてダウンフォースの面で劣っていることも指摘した角田について、チームはSNSで「ユウキはメルボルンのサーキットを覚えるのに、多くの時間を要しなかった」と綴り、そのパフォーマンスをポジティブに評した。
 
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