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「私の勘違いでした」韓国の北京五輪銀メダリストを巡る“盗撮疑惑”は意外な展開で幕引きへ

THE DIGEST編集部

2022.04.09

韓国で大人気を誇るクァク・ユンギを襲ったスキャンダル。告発女性が謝罪する急展開で終息を見た。(C)Getty Images

韓国で大人気を誇るクァク・ユンギを襲ったスキャンダル。告発女性が謝罪する急展開で終息を見た。(C)Getty Images

 韓国スポーツ界を揺るがしていた騒動が、突然のあっけない終焉を迎えた。

 事の発端は、いまから8年前の2014年。北京五輪・男子ショートトラックリレーで銀メダルに輝いた韓国代表チームの主将、クァク・ユンギの何気ないSNS投稿だった。電車で隣に座った女性の大腿部を撮影して「隣の人の太もも、僕のよりも丈夫に見える、女」と記したため、隠し撮りやセクハラ発言だと大バッシングを受ける羽目に。クァクはすぐさま「自分の妹だった」と釈明し、誤解を招いたことを陳謝した。
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 もはや誰もが忘れていた一件だ。その後のクァクは韓国ショートトラック界の重要人物へと成長。北京五輪の開会式では韓国代表団の旗手を務めるなど、そのピンク色の奇抜な髪とともに人気を博していた。ところが2月23日、ネットコミュニティでひとりの女性(Aさん)が「あの10年前に太ももを隠し撮りされた当事者は私です」と書き込んだから大変だ。「事件のことを知ってからいままで忘れたことがない。違法に撮影しただけでなく私を馬鹿にした」と怒りを露わにしたのである。

 Aさんはクァク本人にダイレクトメッセージを送って謝罪を求めたが、即座にブロックされた事実も告白。するとネット上で大炎上し、クァクに対する批判が殺到した。その一方でネットユーザーからはAさんが主張する「10年前」と実際に投稿された時期が合致していないため、虚偽の発言だと断じる向きも少なくなかったという。

 そして告発から1か月半近くが経過し、スポーツメディア『STN Sport』が報じたのが拍子抜けするような幕引きだった。Aさんはふたたびネットコミュニティに投稿し、全面的に謝罪。「私はクァク選手が撮影した人物ではありませんでした」と綴って、次のように釈明した。

「クァク・ユンギ選手の事務所と話しました。ずいぶん昔のことであり、私の記憶が不確かであったと認め、事務所側と友好的な合意に達しました。当初は写真の人物が自分だと思い込んでいましたが、クァク選手が自分の妹だとあらためて説明してくれ、自分の勘違いであったと謝罪しました」
 

 加えて、Aさんによれば「クァク選手は私の心からの謝罪を受け入れてくれただけでなく、私が抱えているトラウマに対して理解を示し、慰めてくれました」とのこと。さらに「どうぞ不要な憶測や悪意のある噂を止めてください。私もファンのひとりとして、これからクァク・ヨンギ選手の成功を願って応援していきます」とのメッセージで締めた。

 韓国スポーツ界ではこの1年で、バレーボールやサッカーのスター選手たちが過去のいじめ加害やセクハラ行為などを暴露されるケースが頻発し、社会問題に発展していた。今回の一件はクァクが良心的に対応してくれたから良かったものの、逆提訴されてもおかしくない事例だっただろう。

構成●THE DIGEST編集部

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