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モータースポーツ

角田裕毅、0.004秒差で予選Q1敗退。「悲惨な週末のスタート」と伊メディアはアルファタウリを含めて酷評!

THE DIGEST編集部

2022.04.23

悪天候の中でのレースで苦戦を強いられた角田。本人は「多くの可能性がある」と前を向いたが、地元メディアからは酷評された。(C)Getty Images

悪天候の中でのレースで苦戦を強いられた角田。本人は「多くの可能性がある」と前を向いたが、地元メディアからは酷評された。(C)Getty Images

 F1第4戦のエミリア・ロマーニャ・グランプリが開幕。4月22日にはフリー走行1回目(FP1)と予選が行なわれた。
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 アルファタウリの角田裕毅は、ホームレースに合わせてイタリア・カラーの特別なデザインのヘルメットを着用。アップデートが施された「AT03」を駆って、雨の中でのFP1では18周回を重ねて全体の9番手となる1分33秒611を計測。まずまずの準備を経て、翌日のスプリントのスターティンググリッドを決する予選に臨んだ。

 雨が上がって、時間の経過とともに路面コンディションが大きく上昇していくなか、Q1で角田はアタックのたびに6、7番手のタイムを出し、Q2進出は問題なしにも見えた。だが、1分20秒474を計測してアタックを終えた後、残りの時間で他車が次々にタイムを更新。アルファタウリ勢はみるみる順位を落とし、角田は16番手、チームメイトのピエール・ガスリーは17番手と、ホームレースで2台ともQ1脱落という最悪の結果に終わってしまった。

 開幕から車のトラブルやペース不足などに苦しめられ、この欧州ラウンド初戦で流れを変えると期待されていた日本人ドライバーだったが、15番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)から0.004秒という僅差で、早くも今季2度目のQ1脱落という失意を味わうことになり、チーム公式サイトを通して、以下のようにコメントを残している。

「この週末に新たなアップデートを施し、中団に食い込めると期待していましたが、僕らはとても苦労することとなり、パフォーマンスも不足していました。チャンスを最大限に活かせなかったことは残念ですが、まだ、スプリントと決勝がありますし、そこには多くの可能性があると思います。イモラは我々のホームサーキットであり、走行経験もたくさんあるので、それを残りの週末で存分に活かしたいです」

 気持ちを切り替えようとしている角田に対して、アルファタウリはSNSで「とても難しい1日となってしまったが、まだ土日でチャンスはある」と励ましの投稿。なお、Q1で時間を残してアタックを終え、他チームに先行のチャンスを与えてしまったことで、チームのSNSには「なんという戦略だ!」「ドライバーには何のミスもなかった」「誤った戦略」といいった批判的な書き込みが多く寄せられた。
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