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「日本にも行けなくなった」プルシェンコが制裁によるビジネスチャンス消失に怒り!「ショー30回分だ」

THE DIGEST編集部

2022.04.29

すっかり“お騒がせ男”となった感があるプルシェンコ氏。現在開催中のアイスショーに心血を注いでいる。(C)Getty Images

すっかり“お騒がせ男”となった感があるプルシェンコ氏。現在開催中のアイスショーに心血を注いでいる。(C)Getty Images

 ロシア・フィギュアスケート界の“皇帝”ことエフゲニー・プルシェンコ氏が怒りを滲ませた。公式インスタグラムを更新し、折からの制裁によってビジネスチャンスを失ったとボヤいているのだ。
【関連画像】年齢差は8つ! 仲睦まじいプルシェンコ夫妻のツーショット

 39歳の五輪金メダリストは「我が国の多くのアスリートやアーティストたちが制裁によってパフォーマンスを披露する場を失ったように、私はヨーロッパにも日本にも行けなくなった。(予定されていた)30回のショーが台無しになったんだ」と訴えた。昨年12月にイタリアで開催されたアイスショーを引き合いに出し、「パンデミックの最中でもトリノは大盛況で、満員御礼だったのにね」と皮肉を込める。

 それでも、「だから僕は2012年以来となる、ロシア国内のツアーを決意したんだ」と取り直し、これまでトゥーラとサンクトペテルブルクで実施したアイスショーの成功をアピール。「これからまだまだ続くよ。どんどん情報を更新していくからぜひ来場してほしい!」と呼びかけた。

 ただ、トゥーラのショーでは入場チケットに「Zマーク」(ロシア軍のウクライナ侵攻を象徴するシンボル)が刻印されるなど愛国心を前面に押し出した演出となり、出演したトップスケーターたちから苦情が出た。

 さらにサンクトペテルブルク大会では、北京五輪にも出場したエフゲニー・セメネンコが演技中に激しく転倒して頭を痛打するアクシデントが発生。動員を優先したためのリンク縮小化や氷が解けていた事実などが問題視され、運営手法にも非難が集中した。
 

 なにかと物議を醸すプルシェンコ氏の言動だが、本人はどこ吹く風とばかり、信じる道を突き進む。最新のインスタ投稿では完成間近の新しい施設をみずから動画で紹介。「いよいよここに誕生するんだ! 新しいリンクにふたつの運動場、いかしたホールにいかしたオフィスも。なんて待ち遠しいんだ!」と興奮気味に伝えている。

構成●THE DIGEST編集部
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