専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

石川祐希が崖っぷちのミラノを救う大活躍! 圧倒的な安定感で攻撃をリードし5位決定戦決勝Rへ望み

THE DIGEST編集部

2022.04.29

ミラノは石川の活躍などで5位決定戦プレーオフで予選リーグ初白星。次戦へ決勝ラウンド進出に望みをつないだ。(C) Lega Pallavolo Serie A

ミラノは石川の活躍などで5位決定戦プレーオフで予選リーグ初白星。次戦へ決勝ラウンド進出に望みをつないだ。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間4月27日、イタリア・セリエA 2021-22シーズンプレーオフ5位決定戦の予選ラウンド第3戦が行われ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがヴェローナ・バレーとアウェーで対戦。セットカウント1-3(26-28、25-22、16-25、25-27)で勝利を収め、決勝ラウンド進出へ望みをつないだ。
【関連記事】石川祐希のミラノは連敗で予選ラウンド敗退の窮地に。ミラノらしさ欠く試合に、監督は「張り詰めた糸が切れた」と嘆き節
 2戦を終えて白星のないミラノは予想外の5位(全6チーム)。1勝1敗で3位につけるヴェローナは、ニミル・アブデルアジズ(オランダ)やウィルフレド・レオン(ポーランド)ら並みいる一流選手を抑え、リーグ1年目ながらレギュラーシーズン得点ランクで首位に輝いた20歳、ロック・モジッチ(スロベニア)を擁する強敵だ。予選突破の可能性を残すため勝利が必須の戦いに、石川は先発メンバーとして挑んだ。

 ミラノは僅差で追いかける展開が続いた第1セット、中盤に入りヴェローナがエースを含む連続得点で勢いに乗りかけるが、石川の巧みな攻撃が立ちはだかる。終盤には、開始から抜群の安定を見せたレセプションの後、自ら放ったクロスでダブルコンタクトを誘い、ここでも相手の反撃を阻止。4度目のセットポイントをものにしてミラノが逃げ切り1セット目を先取した。

 劣勢のまま進んだ第2セットで石川は、ダイレクトで打ち込むと見せかけたフェイクセットでバルテレミ・シネニエズ(フランス)の得点を演出。自身も5得点を挙げて追い上げに貢献する。しかし、サービスエースとモジッチの決定力でリードを広げたヴェローナにセットを奪われてしまう。

 連敗した試合ではここで集中を保つことができなかったミラノだが、この日は違った。第3セットは立ち上がりの4連続得点で大きく流れを引き寄せた後に一時、1点差まで詰め寄られるが、石川のブロックを皮切りに5連続得点で再び突き放す。粘り強い守備も復活し1度もリードを許すことなく2セット目を奪取した。

 第4セットでも、石川の盤石なレセプションを起点に得点を重ねる。両者一歩も譲らぬまま突入した終盤、迎えた3度目のマッチポイントで石川の放ったサーブが相手リベロを弾き飛ばしボールは観客席へ。背番号14の見事なエースで試合を決めたミラノが重要な勝ち点「3」を手に入れた。
【関連記事】「鬼スタイルええのぅ」狩野舞子が“ミニスカート姿”でのゴルフ動画を披露!「美脚もナイス」と大反響

【関連記事】バレー元日本代表主将・清水邦広、再婚相手は「一緒にいて居心地がいい」という女子アナ。良きパートナーを得て“伝道師”として邁進
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号