いまだ波紋を広げ続けているマイク・タイソン氏の“乗客殴打騒動”。元統一世界ヘビー級王者の一般人に対する攻撃は、賛否両論を巻き起こした。
【動画】明らかに怒らせようとしている？ タイソン氏の騒動を収めた決定的証拠をチェック

　世界屈指のハードパンチャーとして名を馳せた男は、“怒りの鉄拳”を振るい、世界を驚かせた。だが、そもそも発端が一般男性側にあったのは周知の通りだ。タイソン氏は、今月20日にサンフランシスコ国際空港からフロリダへと向かう航空機に搭乗した際に、背後に居座った当該男性から挑発行為を受けて憤慨した格好だ。

　米メディア『TMZ』などによれば、直前にやめるように諭していたものの、なおも続いた男性の悪態に、55歳のレジェンドボクサーは、堪忍袋の緒が切れてしまったという。最終的に、騒動の一部始終が収められた動画が証拠となり、タイソン氏は逮捕を免れている。

　騒動がSNSで明るみとなり、物議を醸したが、タイソン氏と交流がある人々からは、男性側に問題があるという意見が相次いだ。総合格闘技団体「UFC」の中継でコメンタリーを務めるジョー・ローガン氏も、元世界チャンプを擁護するひとりだ。
　日頃からタイソン氏と交友があるローガン氏は、自身がメインパーソナリティーを務めるポッドキャスト番組「The Joe Rogan Experience」に出演した際に、世間を賑わせた騒動について問われ、「単純な話だ。問題となっている男が、マイクにとって嫌な奴だったというだけだ」と持論を展開した。

「彼は地球上で最も愚かな男だと思うね。マイクに迷惑をかければ、というか、普通に他人に嫌がらせをすればどうなるかを分かっていなかった。まったくもって馬鹿馬鹿しいね。彼がやったことは蜂の巣に頭突きをするようなもんだ。あそこまでして、どうなるかなんて想像がつくだろう」

　騒動後は、何事もなかったかのように自らのビジネスに従事しているというタイソン氏。数多の死地をくぐり抜けてきた彼にとって、今回の問題は世間が騒ぐほど気にするものではなかったかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】マイク・タイソン、航空機内で男性乗客の顔面を殴打！ 海外メディアは「若者が挑発行為をやめなかった」と指摘

【関連記事】タイソンは銃を突きつけられても動じず。米イベントでの暴漢撃退が話題に「ひとりだけ恐ろしく冷静だった」

【関連記事】「俺は殺人者になっていたかも」元世界統一王者タイソンが独特な“死生観”を激白！