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格闘技・プロレス

衝撃の“マシンガン”再臨。NEVER初戴冠のタマをアンダーソンが急襲!「世界中の誰もが、俺たちこそ最強だと認めてる」

THE DIGEST編集部

2022.05.02

かつての同志を急襲して、勝ち誇ったアンダーソン(右)とギャローズ(左)。かつて新日のリングを沸かせた二人が6年3か月ぶりに本格的に帰ってきた。(C)新日本プロレス

かつての同志を急襲して、勝ち誇ったアンダーソン(右)とギャローズ(左)。かつて新日のリングを沸かせた二人が6年3か月ぶりに本格的に帰ってきた。(C)新日本プロレス

 5月1日、新日本プロレスは、『レスリングどんたく2022』を21年ぶりとなる福岡PayPayドームで開催。第6試合では、NEVER無差別級選手権試合として、チャンピオンのEVILにタマ・トンガが挑戦した。
【動画】戴冠に歓喜するタマを衝撃の襲撃! アンダーソンの元祖ガン・スタン

 遺恨が深まっていた両雄による一戦は、入場時にタマがEVILを急襲。ゴングが鳴る前から怒涛の展開を見せる。

 EVILのセコンドにつくディック東郷の介入で油断したタマは、背後を取られて掟破りのスーパーパワーボムを被弾する危機に陥ったが、相棒の邪道が救出。これでピンチを脱した挑戦者は、EVILに狙いを定めて渾身のガン・スタンを決めてカウント3。悲願のシングル王座初戴冠を果たした。

 しかし、試合後に予想だにしなかった出来事が起きる。邪道と喜びを分かち合うタマを、しばらく日本マットから離れていたカール・アンダーソンとドグ・ギャローズが急襲したのだ。

 バレットクラブのTシャツを来て現れたふたりは、反抗するタマを、サポートに駆け付けたタンガ・ロアもろとも返り討ちに。そして最後はベルトの上に“元祖”と言えるガン・スタンをアンダーソンが炸裂。最後は久々にお馴染みだったマシンガンの銃声が場内に響き渡った。

 かつてバレットクラブの初期メンバーとして苦楽を共にした同志の襲撃にタマは、「EVILの野郎を倒してレフェリーから勝ち名乗りを受ける前に、襲撃をしかけてくるとはな。カール、お前にできるのはそれくらいか? そんなもんか? 背後から俺を刺すことしかできないのか?」と嘆き、「おいカール、お前が離れてから俺はうんと変わった。周りの奴らを蹴散らして必死に這い上がってきた。自分の力だけを頼りにここまでやってきたんだ」と怒りを滲ませた。

 さらに「ここは俺のホームだ」と複雑な胸中を明かしたタマ。一方、「お前みたいな子どもっぽいやり方には乗らない」とニヤッと笑ったアンダーソンは、堂々とNEVER無差別級王座に挑戦を表明した。

「タマ・トンガ、この1年間散々好き放題言ってくれたな。俺に振り向いて欲しくてツイッターで色々呟いてたよな。でも俺は一度だって反応しなかった。ここフクオカは俺たちバレットクラブが始まった場所だ。タマ、お前はグッドブラザーズの本気ってものを分かっていないようだ。もう世界中の誰もが、俺たちこそ最強のタッグチームだってことを認めてるんだ。WWE、AEW、IMPACT、ニュージャパン、全ての団体でその実力を証明してきた。タマ、その俺が次にいただくのは NEVER 無差別級のベルトだ」

 実に6年3か月ぶりとなるザ・グッドブラザーズの新日本マット本格復帰は、NEVER王座に限らず、今後のIWGPタッグ王座戦線にも大きな影響を与えそうだ。

◆新日本プロレス◆
『レスリングどんたく2022』
2022年5月1日
福岡・福岡PayPayドーム
観衆 8162人
▼NEVER無差別級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●EVIL(13分25秒 片エビ固め)タマ・トンガ○<挑戦者>
※第35代王者が3度目の挑戦に失敗、タマが第36代王者となる
※ガン・スタン

文●どら増田

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