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「中立地の中国で闘おうか?」ロシアの“お騒がせ金メダリスト”がライバルの批判に皮肉たっぷりの挑発!「PPVで儲けよう」

THE DIGEST編集部

2022.05.07

目下、ロシア・アスリート界でもっとも言動が注目されているステパノワ。今回はライバルに“果たし状”を突きつけた。(C)Getty Images

 自由奔放な振る舞いが目立つオリンピアンの言葉が、ふたたび脚光を浴びている。北京五輪のクロスカントリー女子団体で金メダルに輝いたROC(ロシア・オリンピック委員会)代表、ヴェロニカ・ステパノワである。
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 ステパノワと言えば、4月26日にモスクワ・クレムリンで開催された表彰式典でのコメントが物議を醸した。北京五輪のメダリストたちが招待された一大イベントでスピーチを行ない、「ロシアは強く、誇り高く、ふたたび成功する姿が私には見えます。世界中の人びとに愛されているわけではないけれども、正しい道を歩んでいるのは間違いなく、ロシアがきっと勝利を掴みます!」と断言。そしてウラジーミル・プチン大統領に対しては、「我が国の大統領が直に誉れ高き勲章を与えてくださり、心から感謝に堪えません。高く掲げていただいた国旗を、私たちはこれからも下げることはありません!」と熱弁した。

 ウクライナ侵攻作戦を支持するかのようなストレートな感情表現に、欧米メディアや国外のアスリート仲間から批判が殺到。そんななか、ステパノワと同世代の20歳で、ジュニア時代から鎬を削ってきたライバルのヘレン・フォッセショルムも、地元ノルウェーのメディアで苦言を呈した。「ロシアにおけるスポーツはプロパガンダの一部に成り下がっている」と断じ、次のように続けた。

「プーチンに対する価値観が恐ろしいほど、私たちのそれと乖離している。今回の彼女の言葉を私はずっと忘れることはないでしょう。あれだけスタンスを明確にしてしまったのだから。私にとっては完全に理解不能な価値観。まったく想像できないし、奇怪にすら感じている」
 

 ここまで言われて黙っているステパノワではない。現地金曜日にSNSを更新し、あえてフォッセショルムと笑顔で並ぶ2ショットを掲載。そのうえで、皮肉たっぷりに"果たし状"を突きつけたのだ。

「トラッシュトーク(スポーツの試合前の会見などで相手を挑発する舌戦)が始まってしまったわね。この手の展開になれば、もはや彼女と私は闘うしかないでしょう。少なくとも3ラウンド、(クロスカントリーの)距離とスプリント、それからポーカーあたりがいいかな。計量でのにらみ合いももちろんやって、場所は中立地の中国あたりでどうかしら。もちろんPPV(ペイパービュー)でやって、大人らしく儲けを山分けしよう」

 かなりジョーク交じりの投稿ながら、なんとも挑発的なトーンだ。ちなみにステパノワの公式インスタグラムには、外部からのコメントがいっさい書き込めない制限がかかっている。

構成●THE DIGEST編集部

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