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マラソン・駅伝

サニブラウンがプロ転向を発表。「厳しい世界で結果を出していけるようにベストを尽くしたい」

THE DIGEST編集部

2019.11.15

プロ転向を自らのSNSで発表したサニブラウン(C)Getty Images

プロ転向を自らのSNSで発表したサニブラウン(C)Getty Images

 陸上競技男子100mの日本記録保持者である、サニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大)が、自らのSNSで「プロ選手になることを決意しました。プロの陸上選手になることは、陸上を始めてから目標の一つでした。より陸上に集中できる環境に身を置いて、高いレベルで競技に取り組み、プロという厳しい世界で結果を出していけるようにベストを尽くしたいと思っています」とプロ転向を表明した。

 さらに「これまで指導いただいたコーチ、支えてくれたチームメイトや家族には心から感謝しています。教えていただいたこと、陸上を通して出会った仲間を大切にしながら、競技に邁進していきます。またプロになっても学業は続けます。今後とも応援よろしくお願いします」と周囲への感謝と今後に向けての強い意志を綴っている。

 また、進学先のフロリダ大学のコーチやチームメイトへも英語で「プロとして走るという私の夢を追求することに決めました」とメッセージを送り、同大のスポーツチーム名「ゲイターズ」から、「私は常にゲーターになる」の一文と、ワニの絵文字をそえて締めくくった。
 
 サニブラウンは、1999年、北九州市にてガーナ人の父と日本人の母の間に生まれ、小学校3年生から本格的に陸上を開始し、ユース時代から活躍する。

 2017年9月からフロリダ大学へ進学すると、恵まれた環境でさらに力を伸ばし、今年5月には100mで9秒台をマーク。6月には、9秒97の日本新記録を樹立し、日本陸上界のスター選手となった。

 プロになればスポンサー契約といった面でのメリットがあるものの、結果が全てとなる世界。厳しい環境に身を置くことで、アスリートとしていかに成長できるか、期待したところ。

構成●THE DIGEST編集部

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