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格闘技・プロレス

「上位の間に大きな隔たりはない」米ESPNの“最新PFP”でカネロが4位陥落! 井上尚弥はクロフォードに次ぐ2位へ

THE DIGEST編集部

2022.05.12

米放送局『ESPN』が発表した最新PFPでは、カネロ(左)、井上(右)といった上位勢に順位変動が見られた。(C)Getty Images

米放送局『ESPN』が発表した最新PFPでは、カネロ(左)、井上(右)といった上位勢に順位変動が見られた。(C)Getty Images

 メキシコの英雄が“頂点”から堕ちた。

【動画】ビボルに対する挑発パフォーマンス! カネロが見せた振る舞いをチェック

 現地時間5月11日、米スポーツ専門局『ESPN』は、全階級のボクサーを格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新版を発表。頂点に長らく君臨してきた、“カネロ”こと4団体統一世界スーパーミドル級王者のサウル・アルバレス(メキシコ)が、4位にダウンした。

 今月7日に米ラスベガスで行なわれたWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチで、王者のドミトリー・ビボル(ロシア)に判定負けを喫したカネロ。2013年9月のフロイド・メイウェザーJr.(アメリカ)戦以来となるこの敗戦は、やはり今回の格付けにも大きな影響を及ぼしたようだ。

 同局でアナリストを務める元2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー氏(アメリカ)は、「今、カネロを倒す明確な青写真がある」としたうえで、「リスクを冒して階級を上げたが、このレベルに道徳的な勝利は存在しない。勝てば官軍、負ければ賊軍だ」と厳しく評価している。

 また、同局のマイク・コッピンジャー記者も、「アルバレスに完勝したロシア人を、アルバレスの後ろに置くのは難しい」とコメント。「上位7、8名の間に大きな隔たりはない。誰かがリング上で存在感を発揮し、すぐに集団を引き離すことを期待している」とボクシング界の現状をまとめた。

 今回発表された『ESPN』の最新PFPは以下のとおりだ。

1位:テレンス・クロフォード(アメリカ)
2位:井上尚弥(大橋)
3位:エロール・スペンス(アメリカ)
4位:サウル・アルバレス(メキシコ)
5位:タイソン・フューリー(イングランド)
6位:オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
7位:ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
8位:ドミトリー・ビボル(ロシア)
9位:シャクール・スティーブンソン(アメリカ)
10位:ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)

構成●THE DIGEST編集部

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