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格闘技・プロレス

ドネア戦に向けて最終調整の井上尚弥は「かなり良くなっている」 スパー相手が「彼のタイミングは完璧だ」と絶賛

THE DIGEST編集部

2022.05.08

プロデビューから無敗街道をひた走る井上。3団体統一戦に向けて闘志を燃やしている。(C)Getty Images

プロデビューから無敗街道をひた走る井上。3団体統一戦に向けて闘志を燃やしている。(C)Getty Images

 拳を合わせたフィリピン戦士からも畏敬の念が示されている。WBAスーパー&IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)だ。

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 6月7日に予定されているWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)との3団体統一戦まで残り1か月を切った井上。現在は、その最終調整に入っているが、スパーリングパートナーを務めた2人のボクサーが今回、モンスターの“成長ぶり”を証言した。現地時間5月7日、フィリピン紙『Daily Tribune』が伝えている。

 まず、「イノウエはパワー、スピード、リング上でのスマートさ、すべてを兼ね備えている」と語ったのは、世界タイトル挑戦経験者のジェネシス・セルバニア(フィリピン)。やはりは“モンスター”の強さは別格のようで、「パワーだけでなく、高いファイティングIQを持ち、トレーニングにもかなり熱心だ」と話した。

 さらに、WBO世界スーパーフライ級10位のKJ・カタラジャ(フィリピン)も、セルバニアの発言に同意し、「イノウエはタイミングがよくて、いつどこにベストショットを打てばいいかわかっている」とコメント。「イノウエのパンチはインパクトが違う。繰り出されるたびにいつも違う感触がある。彼のタイミングは完璧だ」と太鼓判を押している。

 一方、ドネアに関しては、セルバニアが「経験値やスキル面では、まだ健在だ」と言及したうえで、「唯一の心配事」として40歳という“年齢”を危惧。「イノウエは(前回スパーリングしたときから)かなり良くなっているし、スピードも上がっている。彼はずっと良くなったよ」と絶賛していたようだ。

 両雄は2019年11月のWBSS決勝で初対戦。その時には井上が3-0の判定勝ちを収め、瞬く間にスターダムを駆け上がったが、はたして今回はどのようなファイトが繰り広げられるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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