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格闘技・プロレス

どうして最強カネロは負けたのか? タイソンが“実演”しながら指摘「ジャブを効果的に使っていたら違う試合になった」

THE DIGEST編集部

2022.05.10

元世界ヘビー級王者のタイソン氏(左)は、敗れたカネロ(右)の試合運びをどのように見ていたのか。(C)Getty Images

元世界ヘビー級王者のタイソン氏(左)は、敗れたカネロ(右)の試合運びをどのように見ていたのか。(C)Getty Images

 レジェンド・ファイターがメキシコの英雄に本気の“アドバイス”を送った。

【動画】タイソンがサンドバッグを使って実演! カネロの敗因を指摘する実際の動画

 現地時間5月7日、WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチが米ラスベガスで行なわれ、“カネロ”こと4団体統一世界スーパーミドル級王者のサウル・アルバレス(メキシコ)は、王者のドミトリー・ビボル(ロシア)に判定負け。2013年9月のフロイド・メイウェザーJr.(アメリカ)戦以来となるキャリア2度目の黒星を喫した。

 下馬評を覆す結果に衝撃が広がるなか、一夜明けた8日には、元世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン氏(アメリカ)が、公式ツイッターとインスタグラムを更新。そのなかで1本の動画を掲載し、サンドバッグを使った“実演”とともに、9年ぶりの敗戦となったカネロの敗因を指摘している。
 
 まず、タイソン氏は「もしカネロがジャブを効果的、なおかつしっかりと使っていれば、相手(ビボル)は入って来られなかっただろう」と指摘。そのうえで「だから彼はよりアグレッシブに、そして勇敢になった。ジャブを打たなければ、防御にはならない」と、改めて試合運びの基礎を説明した。

 すると今度は、サンドバッグでジャブやヘッドスリップの実演したタイソン氏は、「ジャブを出していれば、相手はコンビネーションを出してこない」と言及。最後も、「もし彼(カネロ)がジャブを使っていたら、違う試合になっていただろう」と強調して締めくくった。

 ビボルとの契約には再戦条項があり、早くもリベンジに向けた構えを見せているカネロ。はたして今後はどのような戦いが見られるのだろうか――。
 
構成●THE DIGEST編集部

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