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格闘技・プロレス

プロミネンスとDDMの抗争がゴッズアイ、コズエンにも飛び火! 鈴季は「片っ端から痛ぶるのも面白い」とニヤリ【スターダム】

THE DIGEST編集部

2022.05.14

桜井を介抱するジュリアをギロッと睨みつける鈴季。その表情は“復讐”に満ちたものだった。写真:徳原隆元

桜井を介抱するジュリアをギロッと睨みつける鈴季。その表情は“復讐”に満ちたものだった。写真:徳原隆元

 5月13日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、若手中心の大会『NEW BLOOD 2』を東京・ニューピアホールで開催。スターダム所属選手に限らず、他団体やユニット、フリーの若い選手にも門戸を開放し、大会は大きな盛り上がりを見せた。

 セミファイナルでは、ジュリア率いるDDMの桜井まいと、そのDDMから派生した朱里の新ユニット、ゴッズアイと抗争が激化しているプロミネンスの鈴季すずがシングルで対決した。

 試合は試合開始前から桜井がビッグブーツで急襲。これに怒った鈴季はマイクを握ると「コイツの頭カチ割るぞ!」と言ってからマイクで桜井を殴打。劣勢だった桜井だが、スピアーで切り抜けると、激しいエルボー合戦になった。

 そこからお互い馬乗りになってハンマーパンチと張り手を打ち合いとなるが、どちらも引かず。意地と意地とのぶつかり合いとなった試合は大きな盛り上がりを見せるなかで、桜井を強引にジャーマンでぶっこ抜いた鈴季が、そのままカウント3を奪取した。

 試合後、桜井を介抱するDDMのリーダーであるジュリアに鈴季が突っかかると、プロミネンスの世羅りさが登場。かつての同胞に「朱里いないの?」と聞くと、ジュリアは「知らねえよ! 何で私に聞くんだよ」と苛立ちを露わにする。

 ここに朱里が現れると、世羅はエルボーを放つも朱里はこれをかわすが、プロミネンスの柊くるみがラリアット。倒れる朱里に世羅は「久々だな」と言うと、エプロンから場外へ羅紗鋏を決める。

 慌ててMIRAIと壮麗亜美のゴッズアイのメンバーが助けに入るが、リング下から竹刀を取り出した世羅は、ゴッズアイのメンバーをメッタ打ちにする。

 世羅がゴッズアイを一掃して戦線布告する一方で、鈴季はジュリアとの対戦を迫る。だが、ジュリアは、「あいにく大田区のカードは決まってるから。アンタの相手をしてる暇はねえんだよ。それともスターダムのリングでもっと試合をしたくなっちゃった感じ?」と逆に挑発する。

 すると鈴季は、「私の目的は変わらずにジュリア! お前だよ! だけど、スターダムの他のヤツらを片っ端から痛ぶるのも面白いんじゃないの? 誰でもいいからカード組めよ。スターダムのヤツよ!」と対戦相手をスターダム全体から求めた。

 これに反応したのが、コズミック・エンジェルスの月山和香だった。

 月山はリングに上がるやいなや自己紹介をすると、「誰でもいい? 女に二言はないですよね? 私と白川未奈さん、ウナギ・サヤカさん、どうでしょう?」とコズエンとプロミネンスの6人タッグを提案。鈴季は、「お前いい度胸してんじゃねえかよ! まあ、私と闘うんだったらお前、どうなるかわかんねえから、覚悟しとけよ!」と受諾した。

 バックステージで鈴季は「今日は存分に桜井まいと遊んであげた気分ですよ。私の目的、ジュリアだよ!ジュリアとやるために来たっつってんだろ。良い舞台を用意してくれるまで他の奴と遊んでやるよ」と改めてジュリア戦に辿り着くまでスターダム継続参戦を宣言した。

 DDM、ゴッズアイ、さらにコズエンにまで闘うユニットを広げたことにより、プロミネンスのスターダム侵攻が加速するのは間違いない。

◆スターダム◆
『NEW BLOOD 2』
2022年5月13日
東京・ニューピアホール
観衆 338人
▼シングルマッチ(15分1本勝負)
●桜井まい(12分56秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)鈴季すず○

文●どら増田

【動画】世羅が朱里らを滅多打ちに! プロミネンスの暴走シーンをチェック
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