階級は違うものの、井上尚弥の存在は、世界屈指のファイターも強烈に意識しているようだ。
現地時間6月4日にアメリカ・ミネソタ州で行なわれたWBC、WBOスーパーバンタム級統一戦で王者のステファン・フルトン(アメリカ)は、WBO同級1位のダニー・ローマン(アメリカ)から判定の末に勝利。統一王者となってから初防衛を果たした。
爽快なKO決着とはならなかったフルトン。それでも巧みなステップワークとパワフルかつスピーディーなパンチで主導権を握り続けた。そんなフルマークの判定で制した試合後、米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューで、「ローマンは素晴らしい忍耐力を持ったファイターだ」とライバルを絶賛。そのうえで「でも、それは俺も同じ。スピード。パワー。頭脳や考え方、そしてもちろん精神力もすべてが合わさってとんでもないファイターになった」と自画自賛した。
さらに「俺は誰とでも闘える」と強調したフルトンは、1階級下のバンタム級で連戦連勝を誇る“モンスター”の名を口にした。
「俺はイノウエのように知名度があれば、間違いなくパウンド・フォー・パウンドのトップ5には入っている。そうじゃないとしてもトップ10には入るね。だからイノウエとやっても自信があるよ。きっといい試合になると思うよ。イノウエの方が体格的には小さいけど、いい試合になると思う。俺はこの階級で一番。でも、彼もバンタム級じゃナンバーワンだ」
もっとも、フルトンはかねてから井上を意識したコメントを残してきた。昨年6月にはブライアン・カスター氏のポッドキャスト「The Last Stand」で「俺とあいつが試合をすれば、俺が圧勝する」と大胆にも言い放ち、「もちろん優秀なファイターだとは思う。別にその事実を貶めるつもりはない。けど、俺より優秀ということはない」と語っていた。
またしても井上をライバル視するような発言をした27歳の“クールボーイ(フルトンの愛称)”は、こうも続けている。
「(自分が)階級を上げる前にイノウエが来るのが現実的で、理想的でもある。俺はビッグファイトから逃げるようなことはない。それに多くの人が、俺とイノウエの試合を見たがっていて、それを語りたがっているのは知ってる」
はたして、ボクシング界屈指のハードパンチャー同士の対戦は実現するのか。6月7日にノニト・ドネア(フィリピン)との大一番に臨む井上の今後は気になるところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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爽快なKO決着とはならなかったフルトン。それでも巧みなステップワークとパワフルかつスピーディーなパンチで主導権を握り続けた。そんなフルマークの判定で制した試合後、米スポーツ専門局『ESPN』のインタビューで、「ローマンは素晴らしい忍耐力を持ったファイターだ」とライバルを絶賛。そのうえで「でも、それは俺も同じ。スピード。パワー。頭脳や考え方、そしてもちろん精神力もすべてが合わさってとんでもないファイターになった」と自画自賛した。
さらに「俺は誰とでも闘える」と強調したフルトンは、1階級下のバンタム級で連戦連勝を誇る“モンスター”の名を口にした。
「俺はイノウエのように知名度があれば、間違いなくパウンド・フォー・パウンドのトップ5には入っている。そうじゃないとしてもトップ10には入るね。だからイノウエとやっても自信があるよ。きっといい試合になると思うよ。イノウエの方が体格的には小さいけど、いい試合になると思う。俺はこの階級で一番。でも、彼もバンタム級じゃナンバーワンだ」
もっとも、フルトンはかねてから井上を意識したコメントを残してきた。昨年6月にはブライアン・カスター氏のポッドキャスト「The Last Stand」で「俺とあいつが試合をすれば、俺が圧勝する」と大胆にも言い放ち、「もちろん優秀なファイターだとは思う。別にその事実を貶めるつもりはない。けど、俺より優秀ということはない」と語っていた。
またしても井上をライバル視するような発言をした27歳の“クールボーイ(フルトンの愛称)”は、こうも続けている。
「(自分が)階級を上げる前にイノウエが来るのが現実的で、理想的でもある。俺はビッグファイトから逃げるようなことはない。それに多くの人が、俺とイノウエの試合を見たがっていて、それを語りたがっているのは知ってる」
はたして、ボクシング界屈指のハードパンチャー同士の対戦は実現するのか。6月7日にノニト・ドネア(フィリピン)との大一番に臨む井上の今後は気になるところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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