格闘技・プロレス

マイク・タイソンを彷彿させる”耳噛み未遂シーン”が物議。本人は一夜明けて「多くの人を困惑させてしまった」と謝罪

THE DIGEST編集部

2022.06.14

判定勝ちのベルランガ(左)だが、7回にはアングロ(右)の耳に噛みつこうとする場面があった。(C)Getty Images

 現地時間6月11日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにて、NABOスーパーミドル級王者のエドガー・ベルランガ(プエルトリコ)が、挑戦者のアレクシス・アングロ(コロンビア)と対戦。判定勝ちを収めたが、第7ラウンドで見せた"暴挙"が物議を醸している。

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 デビュー以来「16連続初回KO勝ち」と勢いが止まらず、若くしてボクシング界に衝撃を与えてきた25歳のベルランガ。しかし、直近3試合は判定決着が続いており、この日も38歳のベテランを圧倒できず。迎えた第7ラウンドには、クリンチからアングロの左肩に噛みつくと、続けて左耳にまで噛みつきにいったのだ。

 幸いにも相手が避けて未遂に終わったが、元世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン氏が1997年、イベンター・ホリフィールド氏(ともに米国)との対戦で度重なるクリンチに苛立ち、右耳の一部を噛みちぎった"ボクシング史上最悪の事件"を彷彿させるシーンだった。

 米専門メディア『Boxing Scene』によると、試合後、「彼がエルボーを放ってきた。だから、私はマイク・タイソンの真似をしようとしたんだ」と話したというベルランガ。しかし、一夜明けた12日には、「昨日起こした自分の行動、そしてタイソンの噛みつきに対する発言を謝罪したい」と公式ツイッターに投稿している。

 さらに、「その場の雰囲気で思わずやった」と同シーンを振り返ると、「私自身だけでなくチーム、トップランク、その他多くの人を困惑させてしまった」と反省のコメント。「今後、自身の振る舞いに対して、より気を引き締めて行動していこうと思う。改めて謝罪する」と一連のツイートを締めくくった。

 なお、ベルランガのプロ戦績はこれで20戦無敗(16KO)。昨年4月のデーモンド・ニコルソン(米国)戦から4連続判定勝ちとなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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