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【F1アゼルバイジャンGP】角田裕毅はリアウイング破損で13位の不運も「多くのポジティブな点があった」と前向き!

THE DIGEST編集部

2022.06.13

アゼルバイジャンGPは不運にも見舞われ13位に終わった角田。(C) Getty Images

 F1第8戦のアゼルバイジャン・グランプリは6月12日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は13位に終わり、目標であるポイント獲得はならなかった。

 予選では今季2度目のQ3進出を果たし、今季最高の8番手という好結果を残した彼は、オープニングラップで順位を1つ落とすも、以降は安定したドライビングを披露。10周目のバーチャルセーフティーカー導入時にピット作業を終えると、そのまま最後まで走り切る作戦で最高5番手まで浮上したが、リアウイングのフラップが中央で割れ、DRSが半分しか開かないトラブルが起き、修理を促すオレンジボール旗を提示されたため、40周目でピットインを余儀なくされた。

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 ダクトテープでウイングを固定するという応急処置を終えて13番手でレースに復帰するも、DRSが使用できない状況で追い抜きも叶わないままチェッカーフラッグを受けた角田は、終盤で失意を味わうこととなったこの市街地でのレースを、チームの公式サイトを通して、以下のように振り返っている。

「今日の結果には本当に失望しています。信頼性の問題が出るまで、レースはとてもうまくいっていました。タイヤのコントロールもできており、ペースも良かったので、問題なく6位でフィニッシュできていたはずです。何もドライビングに影響を来すような問題は感じていなかったので、ピットに呼ばれた時には少しショックを受けました。チームは今週末とても素晴らしい仕事をし、各セッションで力強さを発揮していたので、ポイントを獲得できずにレースを終えたことはとても残念です」

 レース後のインタビューでも「トラブルが起こるまでは良いレースができていました。リアウイングは完全に壊れていて、テープで修理(応急処置)するしかありませんでした」と悔しそうに語った角田。しかし、自身のSNSでは「6番手走行中、リアウイングの破損により、修復のためピットに戻りました。今週はチームとしても沢山のポジティブな部分があったので、この勢いで次戦に活かせればなと思います!」と良い面に目を向けた。
 
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アルファタウリはダブルでポイントを獲得する可能性があったが…」