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ラグビー

“トップチーム昇格”を目指す選手たちが躍動したウルグアイとの初戦。2チーム制強化策で日本代表の選手層にさらなる厚みが増すか

吉田治良

2022.06.18

ウルグアイ戦で先制トライを奪った根塚(11番)を称える田村。(C) Getty Images

ウルグアイ戦で先制トライを奪った根塚(11番)を称える田村。(C) Getty Images

 6月18日、東京・秩父宮ラグビー場で日本代表対ウルグアイ代表のテストマッチ(リポビタンDチャレンジカップ2022)が行なわれ、日本代表が34-15で勝利した。

 今年初めてのテストマッチに臨んだ日本代表は、ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)と呼ばれる、いわゆるセカンドチーム。2019年のラグビーワールドカップ(RWC)で中心選手としてベスト8躍進に貢献したSO(スタンドオフ)の田村優、CTB(センター)のラファエレ・ティモシーなども、このNDSのメンバーに含まれており、ここからトップチームへの“昇格”、さらには23年にフランスで開催されるRWCを目指すこととなる。
 
 試合は立ち上がりから世界ランキング10位の日本が、同19位のウルグアイを押し込む展開となった。すでにアメリカ大陸予選を1位で突破し、23年RWC出場を決めている南米の強豪とはいえ、コンディション面も含めて力の違いは明らか。ラインアウトやスクラムなどセットピースで優位に立った日本が、開始10分にさっそく先制トライを奪う。

 右サイドの密集から左へ展開。FB(フルバック)尾﨑晟也のロングパスを上手くキャッチして左隅に飛び込んだのは、これが初キャップとなるWTB(ウイング)根塚洸雅だった。今季のリーグワンで新人賞に輝いたクボタスピアーズ船橋・東京ベイのラインブレイカーは、20分過ぎにも田村のキックに鋭く反応。持ち前の走力で相手にプレッシャーを与え、敵陣ゴール前でのマイボールスクラムにつなげるなど、アピールに成功している。

「最初は緊張がありましたが、得意のランや1対1のディフェンスに関しては、世界を相手にしても通用すると分かりました」

 現在売り出し中の若きウインガーは、ハイボールのキャッチなど課題も自覚しながら、確かな自信をつかんだようだ。

 この日、トップチームを率いるジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)に代わってNDSを指揮した堀川隆延HCが、「80分間ゲームを支配できた。特にディフェンスが安定していて、相手にスペースを与えなかった」と満足げに振り返ったように、試合はその後も日本ペース。「前半はジャブを打ち続けた」という田村の言葉通り、じわじわと圧力を掛けながらウルグアイを追い詰め、体力を削り取っていく。すると前半終了直前、ラインアウトからNO8のテビタ・タタフがパワフルな突進で相手を弾き飛ばしてゴール中央に飛び込み、リードを広げるのだ。

「ボールを前に運んでくれる彼のような存在は貴重」と堀川HCが称えたタタフ。代表10キャップ目の彼にとってもまた、トップチーム昇格への足掛かりとなる一戦だっただろう。
 
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