幾多の困難を越えてきた日本格闘技界のメガイベントは大盛況のもとに終結した。
6月19日に東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』は、メインマッチとなったキックボクシングRISE世界フェザー級王者・那須川天心とK-1ワールドGPスーパーフェザー級王者・武尊による“世紀の一戦”など話題のカードが目白押しとなり、大きな話題をさらった。会場には5万6399人の観客を動員したほか、『ABEMA』にてネット配信されたPPVは50万人が購入するなど、大きな成功を掴んだと言える。
そんな『THE MATCH 2022』を取り仕切ったRIZINの榊原信行CEOは、20日に都内で行なわれた一夜明け会見に登壇し、「この50年、いや100年、この2022年6月19日は語り継がれることになる。レガシーを皆で作り上げられたことを心からうれしく思う」と総括。そのうえでPPVの購入者数について次のように誇った。
「自信をもって、サッカーよりも、野球よりも、格闘技はどんなメジャースポーツよりもエネルギーがあると言える。これは世界でも証明されている」
もっとも、大会の成立に向けてまったく問題がなかったわけではない。最大の注目を集めた那須川vs武尊を巡っては、地上波放送を予定していたフジテレビが大会直前に降りるなど、世間を賑わせるドタバタ騒動もあった。
しかし、榊原CEOは「地上波放送がなくなったことで一気に時代が動きました」と断言。そして、「我々、格闘技界の新しいビジネススキームが誕生したと言って過言ではないと思う」と胸を張った。
「これが世界標準になる。時代がビジネスシーンにおいても動いたと、そんな歴史的な1日になったと言える。我々もプロモーション側として、スタイルを変えていくきっかけになる大会だった」
さらに「日本だけ地上波の勢力が強い国だった」とも語った榊原CEO。今月14日にはサブスクリプションのチャンネル「RIZIN FIGHT PASS」(ライジンファイトパス)を立ち上げるなど、PPVでの戦略はより深まっていきそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「生半可な気持ちで行くわけじゃない」那須川天心が語った“世紀の一戦”とボクシング転向への想い「一睡もできなかった」
【関連記事】「俺はもう死んでもいい」――那須川天心が武尊戦後に見せた脱力した姿。人間関係が壊れかけても実現させた世紀の一戦への想い
6月19日に東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』は、メインマッチとなったキックボクシングRISE世界フェザー級王者・那須川天心とK-1ワールドGPスーパーフェザー級王者・武尊による“世紀の一戦”など話題のカードが目白押しとなり、大きな話題をさらった。会場には5万6399人の観客を動員したほか、『ABEMA』にてネット配信されたPPVは50万人が購入するなど、大きな成功を掴んだと言える。
そんな『THE MATCH 2022』を取り仕切ったRIZINの榊原信行CEOは、20日に都内で行なわれた一夜明け会見に登壇し、「この50年、いや100年、この2022年6月19日は語り継がれることになる。レガシーを皆で作り上げられたことを心からうれしく思う」と総括。そのうえでPPVの購入者数について次のように誇った。
「自信をもって、サッカーよりも、野球よりも、格闘技はどんなメジャースポーツよりもエネルギーがあると言える。これは世界でも証明されている」
もっとも、大会の成立に向けてまったく問題がなかったわけではない。最大の注目を集めた那須川vs武尊を巡っては、地上波放送を予定していたフジテレビが大会直前に降りるなど、世間を賑わせるドタバタ騒動もあった。
しかし、榊原CEOは「地上波放送がなくなったことで一気に時代が動きました」と断言。そして、「我々、格闘技界の新しいビジネススキームが誕生したと言って過言ではないと思う」と胸を張った。
「これが世界標準になる。時代がビジネスシーンにおいても動いたと、そんな歴史的な1日になったと言える。我々もプロモーション側として、スタイルを変えていくきっかけになる大会だった」
さらに「日本だけ地上波の勢力が強い国だった」とも語った榊原CEO。今月14日にはサブスクリプションのチャンネル「RIZIN FIGHT PASS」(ライジンファイトパス)を立ち上げるなど、PPVでの戦略はより深まっていきそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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