バレーボールの前日本代表主将で、サントリーを退団した柳田将洋(29)が、V1の強豪ジェイテクトに移籍することが濃厚になった。6月25日までのバレー関係者の話で分かった。柳田は「新しいチャレンジでバレー界を盛り上げたい」と話している。昨季、レギュラーラウンドで7位に終わったジェイテクトは、すでに日本代表のエース西田有志(22)の復帰、セッターの関田誠大(28)、スロベニア代表として欧州選手権準優勝のアウトサイドヒッター、ティネ・ウルナウト(33)の新加入を発表しており、柳田を加えた大幅強化で巻き返しを図る。
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挨拶に立った柳田は、移籍先には言及しなかったが、「僕自身、悩んだが、新しいチャレンジをしようとサンバーズを離れることを決断した。たくさんの方々に応援していただき、リーグ連覇、黒鷲旗の優勝を果たせたことを誇りに思う。新天地でサンバーズを苦しめられればいいと思うし、それでバレー界が盛り上がれば、チームを抜けた甲斐もあるのではないかと思う。言いにくい思いもあるが、そうした思いもありみなさんとともに、バレー界を盛り上げていければいいと思う」と、移籍に至った思いを吐露。チーム関係者やバレー関係者、サントリー本社の取引先関係者ら約200人の出席者から盛んな拍手を浴びていた。
今回の移籍について、サントリーの常務執行役員でサンバーズの水谷徹エグゼクティブディレクターは「移籍してほしくなかったが、彼のキャリアを考えた時、意思は尊重したいと、引き留めることは一切しなかった。ライバルチームに行っても、負けないぞと戦うことでサンバーズももっと強くなると思う」といい、挑戦することの大切さを説いたサントリーグループの創業者、鳥井信治郎の言葉を引用し「『やってみなはれ』を実践してほしい」とエールを送った。
山村宏太監督も「彼自身が悩んで出した結論。残ってほしかったが、プロとしていろんな指導者のもとでバレーをすることが、彼のキャリアにつながると考えた。いろんな経験をして、得たものをバレー界に還元、貢献してほしい」と、柳田の決断を後押しした。
柳田は慶応大から2014年にサントリー入り。17年からはドイツリーグなどでプレーし、4季ぶりにサントリーに復帰。リーグ連覇や黒鷲旗全日本選抜男女選手権優勝に貢献した。
文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。
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山村宏太監督も「彼自身が悩んで出した結論。残ってほしかったが、プロとしていろんな指導者のもとでバレーをすることが、彼のキャリアにつながると考えた。いろんな経験をして、得たものをバレー界に還元、貢献してほしい」と、柳田の決断を後押しした。
柳田は慶応大から2014年にサントリー入り。17年からはドイツリーグなどでプレーし、4季ぶりにサントリーに復帰。リーグ連覇や黒鷲旗全日本選抜男女選手権優勝に貢献した。
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