国内女子ツアーは、先週の第19戦『ニッポンハムレディスクラシック』でシーズン前半戦が終了。今季は全38試合開催されるが、ちょうど半数の試合を消化したわけだ。
【動画】年間女王争いで現在トップ! 西郷真央の『ブリヂストンレディス』最終日ハイライト
今大会終了後には、第1回リランキングも行なわれ、9月第4週の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』まで適用される。そこで、前半戦を振り返ると同時に、後半戦に活躍しそうな選手に注目してみたいと思う。
前半戦で目を引いたのは、西郷真央の確変だろう。開幕戦の『ダイキンオーキッドレディス』で念願のツアー初優勝を飾ると、出場11試合で5勝をマーク。しかも、2位タイが2回あり、メルセデスランキングのトップを独走している。
ルーキーとして参戦した昨季は優勝こそなかったものの、トップテンに21回入り、賞金ランキング4位につけていた。それだけに、今季の活躍は決してフロックではない。平均ストロークが70.81(4位)から70.18(1位)に上がっている分、優勝に手が届くようになったと考えられる。
西郷のスタッツを昨季と今季で比較した場合、パーオン率は74.54パーセント(3位)から70.92パーセント(8位)へ落ち、平均パット数(パーオンホール)は1.80(15位)から1.79(14位)とさほど変わっていない。
にもかかわらず、平均ストロークを縮めたのは、パーセーブ率が87.70パーセント(7位)から90.85パーセント(1位)に、リカバリー率が63.65パーセント(24位)から75.84パーセント(1位)に上がったからだ。
平均パット数(1ラウンド当たり)が30.11(59位)から29.03(13位)となった点も併せて考えると、グリーンを外したときにしっかりと寄せワンでパーセーブしていることを証明している。優勝争いでスコアを落とさないところが、西郷の強さでもある。
また、その勝ち方を見ると、5打差を逆転した試合もあれば、完全優勝もあり、勝ちパターンが複数あるのも強さの要因と言えるだろう。途中2週連続で予選落ちしたものの、その翌週に優勝するなど、不調の原因を見極めて修正する能力もある。
後半戦は海外メジャー参戦などで疲労も溜まるだろうが、やはり西郷中心の展開になるのは間違いない。
【動画】年間女王争いで現在トップ! 西郷真央の『ブリヂストンレディス』最終日ハイライト
今大会終了後には、第1回リランキングも行なわれ、9月第4週の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』まで適用される。そこで、前半戦を振り返ると同時に、後半戦に活躍しそうな選手に注目してみたいと思う。
前半戦で目を引いたのは、西郷真央の確変だろう。開幕戦の『ダイキンオーキッドレディス』で念願のツアー初優勝を飾ると、出場11試合で5勝をマーク。しかも、2位タイが2回あり、メルセデスランキングのトップを独走している。
ルーキーとして参戦した昨季は優勝こそなかったものの、トップテンに21回入り、賞金ランキング4位につけていた。それだけに、今季の活躍は決してフロックではない。平均ストロークが70.81(4位)から70.18(1位)に上がっている分、優勝に手が届くようになったと考えられる。
西郷のスタッツを昨季と今季で比較した場合、パーオン率は74.54パーセント(3位)から70.92パーセント(8位)へ落ち、平均パット数(パーオンホール)は1.80(15位)から1.79(14位)とさほど変わっていない。
にもかかわらず、平均ストロークを縮めたのは、パーセーブ率が87.70パーセント(7位)から90.85パーセント(1位)に、リカバリー率が63.65パーセント(24位)から75.84パーセント(1位)に上がったからだ。
平均パット数(1ラウンド当たり)が30.11(59位)から29.03(13位)となった点も併せて考えると、グリーンを外したときにしっかりと寄せワンでパーセーブしていることを証明している。優勝争いでスコアを落とさないところが、西郷の強さでもある。
また、その勝ち方を見ると、5打差を逆転した試合もあれば、完全優勝もあり、勝ちパターンが複数あるのも強さの要因と言えるだろう。途中2週連続で予選落ちしたものの、その翌週に優勝するなど、不調の原因を見極めて修正する能力もある。
後半戦は海外メジャー参戦などで疲労も溜まるだろうが、やはり西郷中心の展開になるのは間違いない。