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「最悪で酷い1日」ハンガリーGP19位の角田裕毅、「こんなレースは初めて」と失望… 専門サイトは「不運な週末と悲惨なレース」

THE DIGEST編集部

2022.08.01

ハンガリーではグリップ不足に悩まされた角田。(C) Getty Images

 F1第13戦のハンガリー・グランプリは7月31日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は2周回遅れの19位に終わった。

 1週間前のフランスGPとは異なり、アップデートの効果がほとんど出ない状況で、初日は車のバランスの悪さ、2日目はグリップ不足に苦しんだ角田は、16番手からスタートしたレースにおいてもペース不足は顕著であり、幾つか追い抜きは見せたものの、雨が降り始めたところでスピンを喫し、中盤以降は最後尾に落ちて、終盤のヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)のリタイアによってひとつだけ順位を上げた。

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 入賞3回(通算11ポイントでドライバーズランキング16位)で前半戦を終えてサマーブレイクに突入することになった日本人ドライバーは、新たな失意のレースについて、「本当に難しい1日で、あまりレースができたとは思えませんでした」とチームの公式サイトを通して語り、以下のように続けている。

「グリップが全くなく、ずっと車と格闘しました。コース上に留めることがとても難しく、小さなミスですぐにスピンしてしまいました。この週末は決して楽なものではありませんでした。今後、全てのデータを見て、アップグレードがなぜうまくいかなかったのかを理解しなければなりません。サマーブレイクで切り替えて、後半戦ではより強くなって帰ってきたいです」

 また、レース後のインタビューでは「今日ほど、グリップがない状況でレースをしたことはありません。全くレースになりませんでした。スピンは僕のミスでしたが、車をコントロールするのはとても難しかったです。本当に最悪で、今日は酷い1日でした」とのコメントも残している(オランダのF1専門サイト『GRAND PRIX RADIO』より)。

 アルファタウリのテクニカルディレクター、ジョディ・エッギントンは、ピエール・ガスリーが力強いレースで最後尾から12位まで順位を上げたことには満足感を示し、今後の巻き返しに向けての好材料と捉えたが、角田については「全てのスティントでグリップ不足とバランスの悪さに苦しみ、非常に困難なレースとなった。テレメトリーからは問題が明らかでなく、突き止めるための調査が必要になる」と振り返っている。
 
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「前半戦は非常にネガティブな状態で終わった」と伊専門サイト