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モータースポーツ

角田裕毅、英国GPの“同士討ち”でガスリーにSNSで全面的な謝罪。海外メディアは酷評もファンは賛否両論、チーム批判も

THE DIGEST編集部

2022.07.04

角田は一時7位まで順位を上げたものの、チームメイトのガスリーとの接触もあり14位に終わった。(C) Getty Images

角田は一時7位まで順位を上げたものの、チームメイトのガスリーとの接触もあり14位に終わった。(C) Getty Images

 F1第10戦のイギリス・グランプリは7月3日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は14位に終わった。

 アップデートが持ち越しとなり、チーム、ドライバーともに厳しい週末を予想していた中で、予選では「予想外」のQ2進出を果たし、13番グリッドで決勝を迎えた角田は、スタートに失敗し、さらに前方の多重クラッシュの中でウォールに当たって横滑りしてきたアレクサンダー・アルボンのウィリアムズと接触してフロントウイングを損傷。しかし、赤旗中断となったことでピットに戻って修理し、再スタートに臨むことができた。
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 レース再開後はソフトタイヤを履いて積極的に仕掛け、順位を大幅に上げて(一時は7番手まで浮上)ポイント圏内を走行していたが、11周目のターン3、前方を走るチームメイトのピエール・ガスリーを抜こうとインに飛び込んだところでスピンを喫して接触、ともにコースアウトしてしまう。その後、5秒のタイムペナルティを受けた角田は、ペースが上がらないまま、完走した中では最下位の14位でレースを終えた。

 ペナルティポイント2(現時点での通算は8)も科せられた21歳は、チームの公式サイトを通して、「困難な1日になりました」とこの日曜日を回想。スタート直後のアクシデントについては「避けることは完全に不可能であり、何もできることはありませんでした。ただ、幸運にもフロントウイングにダメージを受けただけだったので、赤旗中断中にピットに戻り、再開後もレースを続けることができました」と語り、その後に起こったことを以下のように明かしている。

「残念ながら、後にピエールと接触してしまいました。後で確認する必要がありますが、現時点では、彼を追い抜くために別のチャンスを待つことができたはずだと思います。コーナーに入る時のスピードは良く、うまくいくと思いましたが、ピエールがまさかドアを閉めるとは思いませんでした。これは僕のミスです。何より、チームに謝罪したいです。その後は車にダメージを負ったことでドライビングが難しくなり、レースは非常に難しいものとなってしまいました」

 また、レース後のF1公式サイト『F1.com』のインタビューでは「間違いなく、チームメイトとのクラッシュは避けられるものでした。これについては、あまり話したくありません。とにかくチームには申し訳ないと思います」と語るも、その場面の状況を「あまりスペースがありませんでした。我々は競争をしていたので、彼はできるだけスペースを与えたくなかったのだと思います」と説明した。
 
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