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モータースポーツ

アルファタウリのトスト代表、独走する王者フェルスタッペンの無限の能力を絶賛! 低調な角田裕毅には課題提起で「全ては彼次第」

THE DIGEST編集部

2022.08.10

チームからはメンタル面の改善を求められている角田。後半戦の巻き返しで見返したい。(C) Getty Images

チームからはメンタル面の改善を求められている角田。後半戦の巻き返しで見返したい。(C) Getty Images

 スクーデリア・アルファタウリのフランツ・トスト代表は、ドライバー、チームマネジャー、チーム代表と、様々な立場で長くレース業界に関わってきており、現在、F1で活躍するドライバーたちの成長の過程も目にしてきた。

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 慧眼を持つ66歳のオーストリア人は『F1 Insider』のインタビューで、それらのドライバーに言及。まずは今季ここまで、安定した速さでチャンピオンシップの首位を独走している24歳の王者、マックス・フェルスタッペンとの出会いを振り返り、その当時から大物の片鱗を見せていたことを明らかにした。

「初めてマックスに会ったのは、ニュルブルクリンクだった。当時はまだ、カートに乗っていた頃だ。その次は、F3時代(2014年)のノリスリンクだった。雨の中、彼だけが走行ラインを見つけたかのように、自在に走ってみせた。その姿はすかさず私に、ミハエル・シューマッハを思い出させた。そしてマックスが、どれだけ飛び抜けたタレントであるかが分かった」

 トロロッソ(現アルファタウリ)を率いていたトスト代表は、2015年にマックスをF1デビューに導いたが、「17歳の若さで、まだ運転免許も持っていなかった彼にシートを託した時、我々は批判を受ける羽目となった。彼は、最も難しいコースのひとつである鈴鹿での最初のプラクティスを完了したばかりだったが、すでに自信を持って、全てをこなしていた。F1マシンの速さに関して彼に問題が起きたことはなく、最初から全てをコントロールできていた」と、このオランダ人の早熟ぶりを強調した。

 しかし、「彼の最初のレースでは、少々アグレッシブすぎることもあり、モナコ・グランプリでのロマン・グロージャン(当時ロータス)との件のように、これがクラッシュに繋がることもあった。現在、彼は非常に高いレベルで走っているが、それでも彼の最大限のパフォーマンスは、まだ見ることができていない」として、まだ伸びしろがあるとしている。
 
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