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「採点よりは印象的だったが…」角田裕毅の前半戦を専門メディアが辛口評価。トスト代表は契約延長とレッドブル昇格の可能性に言及

THE DIGEST編集部

2022.08.19

欧州の専門メディアから厳しい評価がなされた角田。後半戦で巻き返したい。(C) Getty Images

 2022年F1世界選手権は13戦を終えた時点で1か月間のサマーブレイクに突入しているが、この期間に各国メディアは前半戦を振り返り、ここまでの各ドライバーへの評価を下している。

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 英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は各レースで行なってきた10点満点(及第点は「5」)の採点の平均値を算出して、ドライバーをランク付け。最高順位は、もちろんチャンピオンシップのトップを独走する王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)で「8.6」、逆に最下位は「2.9」のニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)となった。

 気になるアルファタウリの角田裕毅は「4.7」と、全21人中19位と厳しい評価。開幕戦のバーレーン・グランプリは8位入賞と幸先の良いスタートを切り、4戦目のエミリア・ロマーニャGPではセッションごとに調子を上げ、決勝では見事なレース運びを見せるなど、成長ぶりを感じさせたが、多くの週末で車の性能や不安定さに苦しめられ、またアゼルバイジャンGPでは不運なアクシデントに見舞われ、さらに中盤戦に入る頃には自身のミスもあって、下降線を辿ることとなった。同メディアは、以下のように寸評を綴っている。

「ツノダのシーズンは、平均採点よりは幾らか印象的なものだった。チームメイトのピエール・ガスリーに予選では5度勝利し、決勝でも彼を上回ることがあった。バクーではDRSの損傷で大量ポイントを失い、ポール・リカールでは予選で8番手の好結果を残すも、1周目でエステバン・オコン(アルピーヌ)にぶつけられて全てが無意味となった。しかし外的要因だけでなく、多くの週末でペース不足やタイヤのマネジメントに苦しみ、またシルバーストーンではガスリーと接触するという重大な"罪"を犯した」

 なお、全ドライバーの採点は以下の通りである。

「8.6」マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「7.7」シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「7.6」ランド・ノリス(マクラーレン)
「7.5」ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「7.4」フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「7.3」ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「6.9」ヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「6.7」カルロス・サインツ(フェラーリ)
「6.6」セルジオ・ペレス(レッドブル)
「6.6」エステバン・オコン(アルピーヌ)
「6.3」ケビン・マグヌッセン(ハース)
「6.2」ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
「6.1」アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「6.0」セバスティアン・ヴェッテル(アストンマーティン)
「5.8」ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)
「5.3」ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)
「4.9」ランス・ストロール(アストンマーティン)
「4.8」ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「4.7」角田裕毅(アルファタウリ)
「4.6」ミック・シューマッハー(ハース)
「2.9」ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
 
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