世界的に存在感を強める“モンスター”への評価は揺るぎないものになっている。
現地時間8月22日、米ボクシング専門サイト『Boxing Junkie』は、あらゆる階級に関係なく、18歳から43歳までの各年齢別にトップ・オブ・トップを独自に選出。29歳のカテゴリーには、WBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が堂々とピックアップされた。
選出に際して「簡単に選べる選手もいれば、かなり深く考えないといけない選手もいた」という同サイト。そういう観点で見れば、日本が世界に誇るモンスターのチョイスは「簡単」という方に入ったのだろう。記事内では、次のように寸評が記されている。
「『モンスター』という異名は彼にこそふさわしい。我々は欠点を探している最中だ」
今年6月にさいたまスーパーアリーナで行なわれたノニト・ドネア(フィリピン)との同級3団体統一戦で、わずか264秒という速さでTKO勝ちを収めた井上。プロキャリア23戦無敗(20KO)と文字通り敵なしの強さを誇るファイターは、「世界で最も権威があるボクシング誌」と評される米老舗誌『The Ring』でも、日本人史上初となるパウンド・フォー・パウンドの1位に選出。その地位を確実なものとした。
そうしたなかで井上を“世代最強”に選んだ『Boxing Junkie』。この評価に異論はないのではないだろうか。
また、同サイトは日本に馴染みのあるファイターも選んでいる。33歳ではWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)を、そして39歳では、今夏に井上に敗れた元世界5階級王者のドネアを選んでいる。
同サイトはとりわけドネアに強い関心を示した。井上戦後にスーパーフライ級挑戦を決意したレジェンドについて、次のように寸評をまとめている。
「将来の殿堂入りを目指す彼は、偉大なるイノウエには及ばなかったが、いまだ誰にでも対抗できると感じている。その闘志を思えば、39歳では一番だ」
あらためて、世界ナンバーワンの実力が認められた井上。将来的なスーパーバンタム転向も目指している天才ファイターは、公言している「35歳での引退」までにどれだけの偉業をやってのけるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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【関連記事】フィリピン人記者が井上尚弥の“バンタム級統一目前”に無念。カシメロの問題行動を嘆く「イノウエとの差は歴然」
現地時間8月22日、米ボクシング専門サイト『Boxing Junkie』は、あらゆる階級に関係なく、18歳から43歳までの各年齢別にトップ・オブ・トップを独自に選出。29歳のカテゴリーには、WBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が堂々とピックアップされた。
選出に際して「簡単に選べる選手もいれば、かなり深く考えないといけない選手もいた」という同サイト。そういう観点で見れば、日本が世界に誇るモンスターのチョイスは「簡単」という方に入ったのだろう。記事内では、次のように寸評が記されている。
「『モンスター』という異名は彼にこそふさわしい。我々は欠点を探している最中だ」
今年6月にさいたまスーパーアリーナで行なわれたノニト・ドネア(フィリピン)との同級3団体統一戦で、わずか264秒という速さでTKO勝ちを収めた井上。プロキャリア23戦無敗(20KO)と文字通り敵なしの強さを誇るファイターは、「世界で最も権威があるボクシング誌」と評される米老舗誌『The Ring』でも、日本人史上初となるパウンド・フォー・パウンドの1位に選出。その地位を確実なものとした。
そうしたなかで井上を“世代最強”に選んだ『Boxing Junkie』。この評価に異論はないのではないだろうか。
また、同サイトは日本に馴染みのあるファイターも選んでいる。33歳ではWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)を、そして39歳では、今夏に井上に敗れた元世界5階級王者のドネアを選んでいる。
同サイトはとりわけドネアに強い関心を示した。井上戦後にスーパーフライ級挑戦を決意したレジェンドについて、次のように寸評をまとめている。
「将来の殿堂入りを目指す彼は、偉大なるイノウエには及ばなかったが、いまだ誰にでも対抗できると感じている。その闘志を思えば、39歳では一番だ」
あらためて、世界ナンバーワンの実力が認められた井上。将来的なスーパーバンタム転向も目指している天才ファイターは、公言している「35歳での引退」までにどれだけの偉業をやってのけるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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