中国の女子バレーボール代表がマスクを着用したまま試合に参加する姿がネット上で物議を醸し、同国バレーボール協会が謝罪する事態に至った。
問題となっているのは、8月25日にマニラ(フィリピン)に行なわれた『2022AVCカップ女子』の中国対イラン戦だ。同大会の開幕直後はマスクをした状態でプレーしていなかった中国だが、イラン戦では、白いマスクを着用して第1セットをプレーしたのだ。
息苦しさの影響かは定かではないものの、中国は24-26で第1セットを落としてしまう。しかし、その後にマスクを外した選手たちは、25-19、25-10、25-13と3セット連取して決勝ラウンド進出を決めた。
無論、勝利を称賛するファンがいる一方で、中国最大級のSNS"微博"ではマスクをつけたプレーに非難が殺到。ネット上には「こんな狂ったこと誰が決断したの?」「あんな激しい運動のなかマスクは苦しそう」「常識がないのか」「やり過ぎだ」「健康とパフォーマンスどちらが重要なのか?」などと怒りの声が飛び交ったのだ。
この騒動を受け、中国のバレーボール協会はすぐさま謝罪。中国メディア『捜狐』によれば、同協会は「第1セットでマスクを着けてプレーし、多くのご心配をおかけしました。心配いただいた皆様に深くお詫びいたします」と謝罪したうえで、事の成り行きを以下のように話した。
「大会の参加チームに新型コロナウィルスの陽性者がいました。また我々のなかにも症状を訴えた選手がおり、感染拡大を防ぐため、また選手の健康を配慮し、会場に入る際にマスクの着用を促した」
だが「組織委員会がコート上でのマスク着用について明確なルールを設けていなかったため、女子バレーボール選手は試合開始後も、それぞれ身を守るためコート上でマスクを着用しました」と言い、外すまでの経緯を以下のように説明した。
「コート経験が浅く、マスクを外すように注意するのが間に合わず、第1セットは全員がマスクをつけたままでした。第1セットの後半にマスクをつけてプレーすることが、健康に悪影響と知ると、速やかにマスクを外させた」
新型コロナウィルス渦で様々なスポーツが再開される今日。今後は、感染対策を講じる選手らに、大会側が細かい規定を設ける必要がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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息苦しさの影響かは定かではないものの、中国は24-26で第1セットを落としてしまう。しかし、その後にマスクを外した選手たちは、25-19、25-10、25-13と3セット連取して決勝ラウンド進出を決めた。
無論、勝利を称賛するファンがいる一方で、中国最大級のSNS"微博"ではマスクをつけたプレーに非難が殺到。ネット上には「こんな狂ったこと誰が決断したの?」「あんな激しい運動のなかマスクは苦しそう」「常識がないのか」「やり過ぎだ」「健康とパフォーマンスどちらが重要なのか?」などと怒りの声が飛び交ったのだ。
この騒動を受け、中国のバレーボール協会はすぐさま謝罪。中国メディア『捜狐』によれば、同協会は「第1セットでマスクを着けてプレーし、多くのご心配をおかけしました。心配いただいた皆様に深くお詫びいたします」と謝罪したうえで、事の成り行きを以下のように話した。
「大会の参加チームに新型コロナウィルスの陽性者がいました。また我々のなかにも症状を訴えた選手がおり、感染拡大を防ぐため、また選手の健康を配慮し、会場に入る際にマスクの着用を促した」
だが「組織委員会がコート上でのマスク着用について明確なルールを設けていなかったため、女子バレーボール選手は試合開始後も、それぞれ身を守るためコート上でマスクを着用しました」と言い、外すまでの経緯を以下のように説明した。
「コート経験が浅く、マスクを外すように注意するのが間に合わず、第1セットは全員がマスクをつけたままでした。第1セットの後半にマスクをつけてプレーすることが、健康に悪影響と知ると、速やかにマスクを外させた」
新型コロナウィルス渦で様々なスポーツが再開される今日。今後は、感染対策を講じる選手らに、大会側が細かい規定を設ける必要がありそうだ。
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