モータースポーツ

角田裕毅、オランダGPでのポイント獲得に自信示すも、専門メディアは車とコースの相性の悪さを指摘…「タフなものになる」と悲観的

THE DIGEST編集部

2022.09.02

オランダGPへ自信を明かした角田。しかし専門メディアはアルファタウリの苦戦を予想する。(C) Getty Images

 F1は今週末に第15戦オランダ・グランプリが開催されるが、アルファタウリの角田裕毅がチームの公式サイトを通して、意気込みなどを語っている。

 サマーブレイク明けの一戦となった先週のベルギーGPでは、予選ではリアの不安定さと最終シケインでのブレーキロックによってQ2進出を逃し、決勝はペースこそ悪くなかったものの、ピット作業のミスやコース復帰時にDRSトレインに引っかかってしまう不運などもあり、13位フィニッシュで8戦連続のノーポイントに終わっている。
 
 それでも角田は、「ブレイク明けのレースは良いものでした。少々まとまりのない週末で、決勝はピットレーンからスタートしなければなりませんでしたが、ポジティブな面を挙げるとすれば、3日間の自身のドライビングには概ね満足していますし、車のペースもかなり良かったです」と、ポジティブにスパでの週末を振り返っている。

 続けて、「次はトリプルヘッダーの真ん中のレースとして、オランダに向かいますが、実際は新しい『レッドブル・チャレンジ』の撮影のために、すでにマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)と一緒にコースにも訪れました。古いDAF(アイントホーフェンを拠点とする自動車メーカー)の車で逆走レースをしたのはとても楽しかったです。オランダの雰囲気とともに、今週末に何が起こるかも感じることがきでました」と語った。

 オランダでのレースについては、「昨季のザントフォールトではリタイアを余儀なくされましたが、それまではレースウィークエンドをエンジョイしました。ターン4のバンクなど、本当に好きなコースであり、ドライビングを楽しむことができます。ここで、より堅い今季の新しい車が走るとどうなるのか、また18インチのタイヤでバンクやバンプを越えるところでどうなるのか、興味があります」と、お気に入りのコースでのドライビングに期待を寄せている。

 そして、「もし、ザントフォールトでクリーンラップを得られるなら、我々は今、車のことをより良く理解できており、そこからさらに多くのものを得る方法を心得ているため、ポイントを狙うことができると思います」とポジティブな展望を示し、9戦ぶりの入賞に向けて意気込みを示した。
 
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