格闘技・プロレス

メイウェザーは「真剣じゃない」? 米メディアが朝倉未来との会見で放った“元世界王者”の発言を注視「俺はもう練習をしていない」

THE DIGEST編集部

2022.09.02

緊張感を漂わせながら、メイウェザーと睨み合った朝倉。この両者のフェイスオフは海外メディアでも話題となった。(C)AbemaTV, Inc./RIZIN FF

 一触即発のムードが漂った会見だった。現地時間8月30日に開かれた総合格闘家の朝倉未来と元ボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーによるそれだ。

 来る9月25日に、さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN』でエキシビションマッチを行なう両者は、米国・ハワイで記者会見を実施。朝倉が「メイウェザーの顔面に強烈な一撃を入れたいと思います」と意気込めば、一方のメイウェザーは「覚えておけ! 主役は俺様だ。あらゆる決定権は俺にある。俺はこの地位を築くために一生懸命に働いた。俺こそが絶対対的なボスだ」と大胆に発言。互いにトラッシュトークを交えつつ、試合に向けた気迫を見せつけた。

 そうしたなかで、緊張が走ったのは、フェイスオフでの一コマだ。メイウェザーのガードマンが間に割って入ると、左拳を突き出してポーズをとった朝倉を突き飛ばしたのだ。これに苛立ちを露わにした朝倉は敵陣営に鋭い眼光を向け、睨みつけたのである。
 
 元世界5階級制覇王者からの"洗礼"と言えるのかもしれない。この行為を含め、会見の様子は海外メディアでも小さくない話題となった。英メディア『Give Me Sport』はメイウェザーが会見中に放った「俺たちは、もうあまり練習をしていない。ただ旅行をして、人生を楽しんでいる」という発言について、「これは試合前において奇妙だが、彼は第一線を退いている。以前ほど真剣にスポーツを取り組んでいない証だ」と切り取った。

 また、今回の会見における両者の振る舞いについて「ふたりの関係がヒートアップしてきた」とレポートした米格闘技専門サイト『MMA Junkie』は、「ふたりは緊張した表情で睨み合い、アサクラがメイウェザー近づきすぎたために、彼のボディーガードに日本人ファイターは突き飛ばされた」と話題となったシーンを分析している。

 何はともあれ、試合前から早くもヒートアップしている感もある今回のイベント。はたして、世界も注目する両雄の対決はいかなる決着を見るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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