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格闘技・プロレス

朝倉未来は「メイウェザーを最初に倒した男」になれるか。海外メディアが“修行”の様子に熱視線!「伝説のボクサーに助けを」

THE DIGEST編集部

2022.08.17

メイウェザー(左)とのフェイスオフでは不敵に笑った朝倉(右)。彼の挑戦には海外メディアも注目している。(C)Getty Images

メイウェザー(左)とのフェイスオフでは不敵に笑った朝倉(右)。彼の挑戦には海外メディアも注目している。(C)Getty Images

 自身のキャリアにおける“大一番”に向け、RIZINのカリスマ戦士は着々と準備を進めている。8月15日、総合格闘家の朝倉未来(トライフォース赤坂)は自身の公式YouTubeチャンネルで、「メイウェザーの倒し方教わりました」と銘打った動画を公開。ボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)とのトレーニングの様子を公開した。

 動画タイトルにもあるように、朝倉は来る9月25日にさいたまスーパーアリーナで、ボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(米国)とエキシビションマッチを行なう。世界的な知名度の差は歴然というなかでの一戦は、29歳の日本人ファイターにとって、単なるエキシビジョンではなく自らをセールスする貴重な場だ。

 元世界5階級王者に、相手の“土俵”であるボクシングルールで挑むというのは、決して生半可なリスクではない。だからこそ、朝倉はパッキャオのもとを訪ねたのだろう。なにせ彼は2015年にメイウェザーと拳を交わしていた。

 そんな世界的な猛者を訪ねた朝倉の行動には、海外メディアも興味深々だ。MMAを中心にアジアの格闘技情報を発信している『ASIAN MMA』は、マニラを来訪した日本人ファイターについて「ミクル・アサクラはフィリピンの伝説的なボクサーに助けを借りようとした」と伝えている。
 
 同メディアは、エキシビジョンとはいえ、世界的なメイウェザーに挑む朝倉について「日本のRIZINでトップクラスのスターという地位を確立はしている。だが、ボクシングルールで闘った経歴はゼロ」とバッサリ。そのうえで「相手には50戦無敗というボクシングキャリアという圧倒的なアドバンテージがある」とも断じた。

 とはいえ、今回のパッキャオからのアドバイスで何かを掴むかもしれない。同メディアは次のように勝利の秘訣を記している。

「これまでメイウェザーはいくつかのエキシビジョンを行なってきたが、そのすべてにおいて本領発揮をせずに、快適に勝利している。ゆえにパッキャオのもとで修業をしたアサクラが『メイウェザーを倒した最初の男』になりたいのであれば、自らの仕事を全うしなければいけない」

 今年6月の顔合わせ会見では「これで少しでも世界で有名なファイターに目をつけられたら嬉しいし、コナー・マクレガーとかもボクシングファイトをしてるけど、それを超えるような試合がしたい」と豪語してみせた朝倉。はたして、彼は文字通り世界を驚かせる番狂わせの主人公となれるのか。勝負の時は刻一刻と迫っている。

構成●THE DIGEST編集部

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