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羽生結弦、NHK杯3年ぶりのVに視界良好!SP首位スタートで、狙うは世界記録の更新だ

THE DIGEST編集部

2019.11.23

22日のショートプログラムは109.34点。2位に17.87点差をつけて首位に立った。(C)Getty Images

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦となるNHK杯が22日、札幌のセキスハイムアイスアリーナで開幕した。男子ショートプログラムでは、同大会で3年ぶりの優勝を狙う羽生結弦(ANA)が109.34点をマーク。2位のケビン・エイモズ(フランス)に17.87点差をつけて首位に立った。

 12人中11番目で登場した羽生は、4回転サルコー、トリプルアクセル、4回転-3回転トゥループとすべてのジャンプを成功させる圧巻の演技を披露。シーズンベストの109.60点には届かなかったものの、ひとり格の違うパフォーマンスで観衆を魅了した。
 
 それでも本人は満足できなかったようだ。キスアンドクライで自身の点数を聞くと、やや表情を曇らせ、「正直ちょっと悔しい」と素直に気持ちを表現した。ステップやスピンについて、反省する部分があったのだという。

 羽生は今大会で表彰台に立てば、12月にトリノで開催されるGPファイナルへの出場が決まる。ここ2年は怪我で出場できなかったGPファイナルへの想いは強く、本人はこのNHK杯を良いステップとしたい考えだろう。

 そんななかで迎える23日のフリー。期待がかかるのは、優勝はもちろん、ネイサン・チェン(アメリカ)が持つ、現行の世界最高記録323.43点の更新だ。高みを目指す日本の至宝は、どんな演技を見せてくれるのか。全世界が注目している。

構成●THE DIGEST編集部

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