ゴルフ

全米女子アマ優勝後初の国内参戦へ! 高校2年生・馬場咲希のゴルフで注目すべき4つのポイント

山西英希

2022.09.15

16日に開幕する東海クラシックが凱旋試合となる馬場。(C) Getty Images

 今年の『全米女子アマゴルフ選手権』を制した高校2年生の馬場咲希が、16日から愛知県・新南愛知カントリークラブ美浜コースで開催される『住友生命Vitalityレディス東海クラシック』に出場する。『全米女子アマゴルフ選手権』優勝後は、フランスで開催された『世界女子アマチーム選手権』に出場。日本チームの3位入賞に貢献したが、試合に出場したのはその1試合のみ。今回の『住友生命Vitalityレディス東海クラシック』が国内復帰戦であり、凱旋試合となる。そこで、馬場のゴルフで注目すべきポイントをいくつか挙げてみたい。

【動画】馬場が日本勢として37年ぶりの快挙! マッチプレー決勝の様子をチェック
 まずは平均飛距離270ヤードのドライバーショットだ。今年は国内女子ツアー2試合に出場した馬場だが、『ヤマハレディースオープン葛城』では初日の18番で276ヤードを、『ブリヂストンレディスオープン』では3日目の7番ホールで283ヤードを記録している。海外で実績を重ねてきた馬場が、今回はどこまで記録を伸ばすのか気になるところではある。ただ、体の疲れもあって「(好調時より)20ヤード弱は落ちたかなと思います」と大会前に語っていたのは気になるが、試合となればスイッチが入るタイプだけに、しっかりと期待に応えてくれるのではないか。

 また、今大会では2日目終了後に日本女子プロゴルフ協会が公認するドライビングコンテストが行われる。まだ本人は出場を決めかねているが、結果を気にすることなく、ぜひとも挑戦してほしい。

 次に注目したいのがピンをデッドに狙うアイアンショットだ。『全米女子アマゴルフ選手権』では、高弾道で放ったボールをピンそばに次々と落下させ、対戦相手を恐怖のどん底に陥れた。

「全米女子アマのように強気でピンを狙ってバーディを獲るゴルフを見せられたらいいなと思っています」と、馬場自身もしっかりそこをアピールするつもりでいるだけに、ピンが左右に振ってあってもどんどん攻めるアグレッシブなアイアンショットからは目を離せないだろう。
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「人に見られて打つのってすごく楽しいなって思ったんです」