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モータースポーツ

決勝10番スタートの角田裕毅、初体験コースでの予選Q3進出に満足感も! 専門メディアは「ステップアップを遂げた」と称賛

THE DIGEST編集部

2022.10.02

シンガポールGPは10番手からのスタートとなった角田。決勝での躍進が期待される。(C) Getty Images

シンガポールGPは10番手からのスタートとなった角田。決勝での躍進が期待される。(C) Getty Images

 F1第17戦のシンガポール・グランプリは10月1日に予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅が2戦ぶりにQ3進出を果たし、決勝は10番グリッドからスタートすることとなった。

 前日のフリー走行2回目を燃料系の問題で早期に切り上げざるを得ず、不安を残した角田は、ウェットコンディションで実施された3回目(FP3)で14周を走行して全体15番手となる2分1秒679のベストタイムを計測。その後に臨んだ予選、Q1では1分55秒314で8番手に入り、難なく突破を果たす。

 Q2でも8番手となる1分53秒848の好タイムを叩き出した彼は、路面状況の回復によってほとんどのドライバーがドライタイヤを選択する中、インターミディエイトを履いて最初のアタックに臨んでトップタイムを計測したが、ソフトに交換しての最終アタックでは他のドライバーを上回ることはできなかった。

【動画】予選Q2での激走! 角田が8番手でQ3進出

 22歳の日本人ドライバーはチームの公式サイトを通して、「明日、トップ10からレースをスタートできることを喜んでいます。Q3進出はとても難しいと考えていましたが、本当に良いリカバーができたと思います。なので、今日は満足しています」と、初体験のコースでの予選結果にポジティブな反応を示すとともに、以下のように続けている。

「ここでの予選は、僕にとってもチームにとっても、フィジカル的にタフなものとなるということは分かっていました。そして、コンディションはよりハードなものになりましたが、チーム全員が本当に素晴らしい仕事を果たし、両ドライバーともに予選でポジティブな結果を得られました」

「少し残念だったのは、Q3をインターでスタートしたことで、スリックで継続して走っていれば、より改善されたと思います。ただ、これも経験によるものであり、ここから学習するつもりです。今はレースに集中しています。明日もまた、より涼しくなると思われるので、それが助けになり、両ドライバーがポイント圏内で終えられるよう、うまくレースをまとめられればと思います」

 また、彼は予選後のインタビューで「シンガポールでのレースが初めてということで、とても難しかったですが、セッションの中でうまく適応できたと思います。ここでのパフォーマンスには満足しています」「FP3がうまくいったことで、予選でも良いパフォーマンスを発揮できました。良いリカバリーだったと思います」と予選を振り返るとともに、決勝については「明日はどうなるか、様子を見る必要があります」と、慎重な姿勢を示した(オランダのF1専門サイト『GRAND PRIX RADIO』より)。
 
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